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走って、走って、走って、走って、走って。



もうとっくのとうに終わった物語なのに。

今も尚、思い出すのは何故だろう。




私が放った熱と火花が

私を追う人間の声諸々




塵に変えていくその様は、




美しかっただろうか。

哀しかっただろうか。

苦しかっただろうか。



それとも、嬉しかっただろうか。




己が授かったこの醜くも美しい力は、

全てを破壊しようとし、全てを無に帰そうとする。




あれほど苛烈な光景さえ、


何時しか只の記憶として置かれてしまう。




己の焦がれた青い世界は


無情で冷淡な世界だった。




全てを失い棄ててまで手に入れた自由は
孤独と云うものだった。


それに気付くのがあまりに遅過ぎた。



これが、報いなのでしょう。



嗚呼、嗚呼、嗚呼...。





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ある漫画のキャラの能力を異能力として使用しています。
(その漫画と本編は一切関係ありません)

好みが分かれると思われますので、閲読は自己責任で。

基本的に原作沿い。




.執筆状態:連載中
































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作者名:椿 | 作成日時:2024年4月16日 20時

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