梅雨の終わりに愛を唄う【壱】

CSS 梅雨柱の兄の継子だった私。

「代々梅雨柱は18歳までしか生きられない」

『どうして？』

あの時の兄の応えが、まだ耳に焼き付いていた。

「梅雨には終わりがあるからね…梅雨の呼吸の使い手になった隊士や剣士はそれに肖り、寿命が自然に縮んでしまうんだ」

そう教えてくれた兄は、話し通り18歳で

死んだ。

「お前は、どうしたい」

その数ヶ月後、御館様に言われ、誰かの継子になるか、

このまま梅雨の呼吸を極めるか、選択肢を与えられた。

その声に……

『……私は─────────』

※素敵なCSSは「春音ーharuneー」様より27番を
お借り致しました。

物語は原作無視しています。
(キャラ設定、死亡キャラ生存キャラ
はそのままです)執筆状態：続編あり(完結)