町役場のおじさんが泣きながら私の手を引いた。
あぁ、そうなんだ、もういないんだ。
目の前がぼやけて何も見えなくなった。
『パパ、ママ!!待って、お願い、行かないでっ!!おいていかないでよ!!!!一人にしないで、、、いやだ、こんなの、いやだっっ!!!』
何も見えない世界に一筋の光が差し込む。それがあまりにも眩しくて、私は思わず目を閉じた。
バサッ!
「っ!!!!…なんだ、夢。」
春の始まりに似合わない、頬を刺すように寒かったある年の3月初旬。
ちょうど15年前の今日。たった8歳だった私は、家族を波に奪われた。体育館の片隅で色を失った両親の体はきっと氷のように冷たかったのだと思う。あの後のことはあまり覚えていない。
「最悪な夢だ、、って8時30分?!やばい!遅刻だ!」
私、今ベッドを飛び出した宮野(名前)はこんな最悪な始まりだったこの日、ありきたりな言葉だけど、運命の出会いをするなんて想像もしていなかった。
これはきっと、舞踏会に飛び出したシンデレラみたいに、野獣と歌を歌ったベルみたいに、女の子ならみんなが憧れるおとぎ話。
エンゼルス#17 × ロスの大学院生
の恋物語です!執筆状態:完結
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みび - 続きが気になります! (9月8日 23時) (レス) id: 4e8c4ab155 (このIDを非表示/違反報告)
るう(プロフ) - miya381117さん» コメントありがとうございます!頑張ります! (6月4日 16時) (レス) @page30 id: dfa5704a4e (このIDを非表示/違反報告)
miya381117(プロフ) - 続きが気になりすぎて眠れない^ ^翔平行けー! (6月1日 21時) (レス) @page29 id: e8bd8eef5b (このIDを非表示/違反報告)
るう(プロフ) - 桐山めぐさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてすごくうれしいです!!投稿頑張ります! (6月1日 17時) (レス) @page29 id: dfa5704a4e (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - こんにちは!このお話めちゃくちゃ面白いです♪大谷さん 主人公ちゃんに連絡出来ない日々を耐えてやっと会えると思ったのに、、主人公ちゃんに何もありませんように祈ります(T_T)続きも楽しみにしてます!応援してます♪♪ (6月1日 17時) (レス) @page29 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るう | 作成日時:2023年5月26日 15時