あら、ご機嫌よう【薬屋のひとりごと】

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いつも“妹”だった葉(ヨウ)が、中級妃として入内する。

また私も、玉袁の手筈によってそれに“侍女”としてついていくこととなった。

『玉葉さま。行きましょうか』
「ええ」

十人程の侍女。侍女頭は一番歳上でやり手の紅娘が勤めるそうだ。

「後宮って、なんかワクワクしちゃうわね！」

そう、小雲雀たちが騒ぐ。彼女たちは葉より歳下の、まだ少女としってもいい年齢の娘たちだ。
主上の寵を受けさせぬためだろうか、噂に聞く主上の好みと一致するような侍女はここにいない。

故郷である戌西州からは船で向かうこととなった。
その理由は道具など重たいものが多く、多少我慢してでも船で向かう方が安くつくからだ。

故郷がどんどん遠ざかっているのを見る。

あそこに戻れることはないかもしれない。

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最初あたりは捏造
漫画、アニメ勢の方へのネタバレがあるやもしれませんのでご注意を
原作沿いです
名前一応固定です。気になる人は上の文字変換ツールから設定してください執筆状態：連載中