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小｜中｜大｜気品あふれる船長の自由な精神に基づく『リバイレーツ寮』


「(名前)〜！約束通り迎えに来たぞ！」


『え？約束？』


「期末テストが終わった後鏡舎で会った時、ホリデーは一緒に勉強しようって言っただろ？」


『成程…本当にお邪魔しちゃっていいの？』


「もちろんだ！早く行こうぜ！じゃないとジャミルにバレちまう」


『え…バイパーに言わずに来たの？』


「ん？そうだぞ？」


『まっ…じかぁ』


──────


『あいつもあまり周りのことに気が回らない…というよりかは良くも悪くも周りのことなんて考えてないからね。バイパーが怒るのも無理はないと思うよ』


「まるで身近にあいつに似たようなやつがいるとでも言うような口ぶりだな」


『…能天気で努力なんてしたことない。何も考えてないくせにいつも笑顔で誰からも愛される。俺の近くにいたのはそんなやつ！能天気さと誰からも愛される点がカリムと似ているってのはあながち間違えじゃないかもね！』


『まあ、俺はそんな弟が世界で一番嫌いだけどな』


──────


笑顔の裏に潜む憎しみ、すれ違う主従を見て船長は何に思いを馳せるのか

前作↓
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kaito413714/執筆状態：連載中