懐旧メロディー！ ページ7
『うま〜い！！！バイパーの料理はいつ食べても美味しいね！うちの子たちといい勝負だぞ！』
「まさか君に褒めてもらえるとは光栄だな」
『またまた〜！思ってもないくせに〜！』
──アルアジームが宣言してから始まった宴。何度かお呼ばれしてるから初めてってわけじゃないけど、うちとは様式が少し違うから何度来ても新鮮！
『あはは！グリちゃんたら、またアルアジームに青カビのチーズ食べさせられてる』
「無理矢理食べさせてグリムが喉につまらせなきゃ良いが…」
──俺とバイパーはアルアジームと監督生たちから少し離れたところでご飯を食べてるぞ！
「カリムと食べてこなくて良いのか？お前が側にいたほうがあいつも喜ぶ」
『アルアジームとはバイパーが帰ってくる前にたくさん喋ったし、お互い忙しくて全然話せてなかったじゃん？クラス離れちゃったしさ』
「そうか…Aとクラスが離れてまだ数ヶ月しか経ってないのか」
──1年生のときは俺とバイパーは同じクラスだったんだ〜アルアジームが転入してきてからはアルアジームにつきっきりで話せなかったんだよね
『随分お疲れのようだね。ちゃんと眠れてる？少し隈が出来てるよ』
「…実は、」
「A〜！一緒に踊ろうぜ！」
『あ〜うん！わかった！ちょっと待ってて！…どうしたの、バイパー。なんか言いかけたでしょ？』
「いや、また後でにしよう。カリムが呼んでるから行ってきてくれ」
──んんん！間が悪いよアルアジーム…！
『帰ってきたらちゃんと教えてね！』
────
「やっぱりAはダンス上手いな！」
『即興だからたいした芸はできないけどね〜』
──使ってる楽器の種類は似通ってるけど、出る音もリズムもちょっと違うしなんだか合わせづらいや…元のフリがあるダンスだと踊れるんだけどなぁ
『！これ、知ってる』
「知ってるのか？やっぱりAは物知りだな！この音楽、熱砂の国の伝統舞踊に使われるものなんだ」
『踊りたいな…アルアジーム、付き合ってくれる？』
「おう！もちろんだ！」
────
side Yu
「とってもきれい…」
──さっきまでのダンスはアクロバティックが織り込まれていて、見ていてワクワクするようだった。でも今踊っているダンスには華やかで、それでいて凛としていて自然とAさんに視線が惹きつけられる
「まるで空に舞う花びらみたいなんだゾ…」
「グリムにしては良いこと言うじゃん」
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くぁ(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます！たくさんある作品の中からこの作品を見つけてくれてありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！これからも面白いって言っていただけるようなお話を書けるように頑張ります！ (3月26日 20時) (
レス) id: 102ec264b3 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 初コメです！寮長兼船長シリーズお話の一つ一つが凄く面白くて最高でした！！『寮長兼船長は、後輩をかわいがりたい』からここまで全部一気読みしました！船長が本当に可愛い♡更新楽しみにしてます！ (3月25日 19時) (レス) id: 93ad31f0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぁ | 作成日時：2024年2月16日 21時
