明星ディスカバリー！ ページ13
『ん〜…お前はちょっと筋力が足りないかな。魔法に大事なのは魔力だけじゃなくそれを支える筋力。軽いメニュー作ってあげるから気が向いたら空き時間でやってみて。でもやったからと言ってすぐには身に付かないからね。継続することが鍵だぞ』
「は、はい！」
──夕食の後、何故か俺は訓練するのではなく指導する側になってしまった…俺も魔法撃ちたかった…！！
「本日はここまで！明日の午前中は、東のオアシスまで行進だ。徹底的にしごいてやるから、そのつもりでいろ！」
──東のオアシスってどれくらいの距離なんだろう？砂って歩きにくいし、良い鍛錬になりそう！明日は一緒についていこう！
『それにしても…アルアジームのやつ、寮生たちの顔、見えてるのかな。みんな疲れ切ってるのに。休息を取ることも大事なんだからな！疲れが残っていたらいいパフォーマンスもできないし…』
「A先輩…うしろ…！」
『ん？後ろに何かあるの？って、なんだアルアジームじゃん。どしたの？なんか俺に用事？』
──なんでみんなそんなに顔が青褪めてるんだ？
「なんだ、その口のきき方は…オレのやり方に文句でもあるのか？」
『ん？別にそういうわけじゃないよ〜！ここは俺の寮じゃないし、アルアジームの好きにしたら良いと思う。でもさ、毎日朝早く起きて、たくさん勉強して息抜きの時間もなくて…みんな疲れ切ってるよ。だから少しは休憩も大事じゃない？っていう俺の意見！』
「何様のつもりだ。誰のお陰でここに居られてると思っている」
──いつものこいつならこんな事言わない。若干目の焦点も合ってない気がするし、魔法か何かで操られてるのかな？
『怒んないでよ〜そもそも、誰のお陰とかじゃなくて俺は呼ばれたから来て
「なんだと…！」
──ん〜これじゃあ冷静にお話は無理そうだね！
「お前たち！今すぐコイツを…グッ…！」
「り、寮長！！」
「A、お前なんてことを…！」
『えへ！なんか放っておいたら追い出されそうだから手が出ちゃった！気絶してるだけだから安心して〜』
──かなり強めに殴ったから数時間は起きないはず…このまま部屋に連れ帰るか
『じゃ、俺はアルアジーム部屋に帰したら寝るね！おやすみ〜！』
────
━━ スカラビア寮 カリムの部屋 ━━
『うわぁ…着替えた時の部屋より更に広い』
──…今は手を出さずに様子を伺うのが適切かな
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くぁ(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます！たくさんある作品の中からこの作品を見つけてくれてありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！これからも面白いって言っていただけるようなお話を書けるように頑張ります！ (3月26日 20時) (
レス) id: 102ec264b3 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 初コメです！寮長兼船長シリーズお話の一つ一つが凄く面白くて最高でした！！『寮長兼船長は、後輩をかわいがりたい』からここまで全部一気読みしました！船長が本当に可愛い♡更新楽しみにしてます！ (3月25日 19時) (レス) id: 93ad31f0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぁ | 作成日時：2024年2月16日 21時
