期待サプライズ！ ページ5
「もうすぐジャミルが帰ってくるはずだから、帰ってきたら一緒に昼飯食べようぜ！宴の時みたいに皆で食べるから談話室に料理を運ぶんだ」
『楽しそうだな〜！俺の寮もできるだけ皆でご飯を食べるんだ〜！楽しいし、何より皆で食べると美味しく感じるよね！』
──こんにちは！船長だぞ！あの後、話も終わってちゃんと着替えてきました！今は談話室に向かってます！
「そうだ！ジャミルはAが来ることを知らないし、驚かせてやろうぜ！」
『良いね、楽しそう！』
──ごめんよバイパー！本来なら止めるべきところなんだろうけど、俺の好奇心は止まることを知らないんだ！
「？少し騒がしいな。もうジャミルが帰ってきたのか？」
『ご飯のいい匂いがする！』
「少し話してくるからオレが呼んだら出てきてくれ！」
『了解いたした！』
──んふふ。俺がいるって聞いたらバイパーどんな顔するかな！
「…お前たち、なにを騒いでる？」
「「！！り、寮長…！」」
「カリム…」
──アルアジームが帰ってきた時もそうだけど、どうしてみんなアルアジームを見ると顔が強張るんだろう
「どういうことだ、ジャミル。客を呼ぶなんて、オレは聞いてないぞ！」
「カリム、これにはワケが…」
──あれ？グリちゃんと監督生もいる…なんでだろう？
「客を呼ぶときは、必ず先に報告しろと言ったはずだ！そうすれば…」
「もっとスゲーご馳走と音楽隊を用意できたのに〜！！」
「えっ？」
──んふふ…凄い驚いた顔してる〜！
「よう、おふたりさん。よく来たな！出迎えのパレードもなくて悪い！オレはスカラビアの寮長、カリム・アルアジームだ。はじめまして、だよな？」
「いいや、彼らとは初対面じゃない。お前は入学式でグリムに尻を焦がされたし、マジフト大会前にも食堂で話しをしたぞ」
「あれっ？そうだったか？あっはっは。悪い悪い。オレ、あんまり人の顔を覚えるの得意じゃねぇんだよな〜気を悪くしないでくれ」
──食堂で話したのは兎も角、自分に火をつけたグリちゃんまで覚えてないとは…流石アルアジームだね！？船長もびっくりだよ？？
「そんじゃ、改めまして。お前ら、これからよろしくな！」
「今までの寮長とかなりタイプが違う…キラキラで眩しいぜ…！」
「なんだかAみたいなやつなんだゾ…」
「そうか、ジャミルも客を連れてきたのか。じゃあ、大丈夫だな！」
「なんの話をしているんだ」
「出てきて良いぞ」
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くぁ(プロフ) - 柊さん» コメントありがとうございます！たくさんある作品の中からこの作品を見つけてくれてありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！これからも面白いって言っていただけるようなお話を書けるように頑張ります！ (3月26日 20時) (
レス) id: 102ec264b3 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 初コメです！寮長兼船長シリーズお話の一つ一つが凄く面白くて最高でした！！『寮長兼船長は、後輩をかわいがりたい』からここまで全部一気読みしました！船長が本当に可愛い♡更新楽しみにしてます！ (3月25日 19時) (レス) id: 93ad31f0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぁ | 作成日時：2024年2月16日 21時
