嫌いと言わせてくれない君《桃》

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甘くて苦いあなたとの時間。

煙草の匂い。
薄い月明かり。

頬を滑るあなたの手を思い出しては、ぱっと広がる目の前の光景に我を取り戻す。

今でも大嫌いなあなたとの思い出。

その思い出を、甘く優しく溶かして、私を虜にする。

そんな君は、私の生徒。

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海の滴《紫》が完結したので、新しく。

大人な小瀧くんと、どこか子どもな主人公。
大嫌いな彼を奥底に秘めた、禁断の恋を。

＊『笑わせないでよ、嫌いなの。』から
『嫌いと言わせてくれない君』に題名を変更しました。

《Since》2019.7.25～執筆状態：更新停止中