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「オレこの後出掛けるね〜」


稽古場の隅にできているケータリングで、三角が天馬に言う。
掛け合いのところを合わせている椋と九門以外の夏組メンバーはみんな三角に疑問や驚きの目線を向けた。

何故疑問や驚きが生まれるかって?
それはもちろん、三角が出かける宣言をしたから。
基本、三角がバイトに行くときは事前に伝えてるか、バイトだってハッキリ言うかだし、さんかく探しに行くときは、さんかく見つけてくると言いながら飛び出していく。
外に行く用事を濁す三角は、珍しいと誰しもが思ったからだった。


「用事ってナニナニ?メチャ気になる」


思わず一成が三角に問いかけると、悩む仕草を見せたあとあっさりと答えてくれる。


「ん?ん〜とね、女の子と会うの」


いつものさんかく〜と言うテンポと一緒。
いわば、いつもと変わらないテンションで言われた言葉に、夏組面々は頭が追いつかない。


「まじで…」


衝撃で静まり返った稽古場に、幸がそう呟いたのはワンテンポ後だった。



−Attention
最新遅め
毎週金曜投稿
pixivにも掲載予定
団体、地名などなど何ら関係ありません執筆状態:連載中









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設定タグ:斑鳩三角 , A3!   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:春秋るる | 作成日時:2023年9月15日 20時

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