そして僕は昨日の僕を殺した

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本編に行き詰まったらからちょいと息抜き。

『地獄の番人』の番外編です。本編の足りない部分の核心を突く過去編になり、主人公は最初の方に登場した『ヴィンザース公爵』の過去の姿です。

あてんしょん！！！！！
・人の一生ってさ、儚いよね。
・恋慕恋慕恋慕恋慕恋慕！！
・いつものです。

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この世界には、常にイレギュラーが存在する。あらゆる物理現象をねじ曲げ、自然の摂理すら通らず、決して敗北を知らない化け物。

自分の人生全てを否定され、それでも尚希望を求めた亡者は呟く。

「僕は......何だったんだ。僕の生きた意味はいったい...どこにあるんだ」

自分自身を棄てて、そして立場だけを守った、真なる意味で貴族の誇りを汚した青年。

望まぬ人生を歩まされそうになり、そして遠い理想のために全力で抗った少女。

強すぎた力を持ったが故に、村から追い出された少年。

三人が交わるとき。そこに映る物こそがどうしようもない絶望だとわかってしまってからでは遅かったのだと気がつくだろう。

少年──アストには、どうやっても報われる未来など描けないのだから。執筆状態：連載中