189話 ページ43
〜車の中〜
『はぁ…目立つことしないでほしいんだけど』
「いいじゃないですか別に今日も校門で目立ってましたし。テレビに映ってましたもんね」
『はいはい、そうですよー。んで本当にあんたは迎えが理由でここに来たの？』
茨はいやはやと言いながらカバンから資料を出してAに見せた
「コズプロに送ったこの内容、少し気になりましてな」
そう、それはAが今秀越学園がどのような状況にあるのかコズプロの情報について聞いていた
「上層部の一部なんかは怒っていましたよ？情報集めかって…。まぁ8割はあのこともあって聞くのはあたりまえだって思ってたらしいですけどね」
『茨のとこにも連絡来たんだね…そりゃあそっか…いやね、別に情報集めとかじゃないんだよ…私前に茨に言ったでしょ。これから何をしようか決めたって…
あれね、私ねあのこともあって才能に埋もれたりしてる人がいるんじゃないかって思って別の目線から、場所からそれを知っていきたい育てたいって思ったのだからね。
秀越学園の講師、いやお母さんがいた理事長になりたいなと思うの』
その言葉に茨は予想外すぎたのかメガネが少し傾いて掛けなおしていた。そして正気ですかと聞いていた
『うん…私だって昨日の夜に考えておばあちゃんに言ったよ…。まだ日にちはあるのにって、けどねだからこそなんだあのことがあったからってなかったことにするのは嫌だもん
Trickstarのように他のアイドルだって輝けるところだってあるんだもん。だからこそ夢ノ咲にはあんずもいるしね、こっちにも有能な人だっている。だけど私はお母さんが見てきた場所で見てみたいって思った。たとえあんなことをしてもアイドルへの気持ちはあったことには変わらないもん
私には見れなかった、お母さんがしていたことをしたいと思ったんだ。別に罪を拭うとかそういうのではないけど…自分で決めたことは最後までやりとげたいから』
Aの真剣な目線と言葉の力強さに茨は少し固まったものの、頭を抱えて資料を見ながらもうだめだという顔をした
「分かりましたよ…正直納得はいってませんが。上の人に話してみます、反対ということはないと思いますけど…きっと不安に思われますよ？いいのか？ってあんなことがあったのにって」
『うん…知ってる。私はそうだとしても決めたから』
「…はぁ、何を言っても無駄のようですね。この後、コズプロの上層部の方が何人か来ますので話してみます」
『ありがとう、茨』
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reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます！ぐだぐだてすが！頑張らせて頂きます！ (2021年8月16日 17時) (
レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お？主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた？茨頑張れ！あと一押しだ！……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reichan | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2021年3月20日 16時
