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活版印刷。書物の商品化。文字の、文章の、本の、「書く」「読む」の大衆化。

鳴呼、故に「言葉」は堕落した。


そう宣言された日から、私達は「文字」を失った。

「愚かな大衆でなければ、私は文字を手に入れられる。──だから、だから私は大衆になんかならない。賢人になるのだ」

「文字の力は、大衆などによって貶められるほど弱いのか? そもそも大衆とはどう定義するのか? ──それなしに文字を奪うとは、早計すぎるだろう」

文字の不保持。それは、「私」の責任か。それは、「奪った者」の責任か。


「文字など民にはなくて良い。民は無知であればあるほどよい。政府は愚かな大衆を説得せずに政治ができる。大衆は、知らない、を言い訳に思考停止ができる。自分と意見が違う者を受け入れる、という努力をしなくて済む。自分の幸が他の不幸になっているという道理を知らなくて済む。だって、それはわざわざ聞かなければ、または「世の中そうなっている」という書物でも読まなければ、知らない、気づかないままなのだから」
──『言語堕落理論の可能性』より引用





特殊能力・バトル系です。
実はまだまだ募集してます。
なお、『言語堕落理論〜』は存在しない本です。執筆状態:完結


 
 


 



 

 




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作者名:紫清 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月2日 22時

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