【募集企画】叡智の門は開かれない【アフター期間】

世界観 ページ1

舞台となるのは、2xxx年の世界。
この年から100年ほど前に、地球上の全ての国は統合され、「地球人民統合国」となった。
言語も「統一語」という新しい言語で、それまでにあった言語は全て撤廃された。が、「統一語」に特殊な点が一つ。この言葉は、文字を持たない。正確には、「地球人民統合国」の国民は文字を持たない──どころか、文字を使うことは禁忌となっている。これにより、一般人は文字を書くどころか、読むこと、書かれたものを持っていることすら禁止されている。そして現在、この世界で文字や文章を扱えるのはごく限られた人々のみ。

＊初等教育場
各地域ごとに設けられた施設。毎年、その年に7歳になる者が親元から集められて、15歳になる年まで一斉に同じ教育を受ける。内容は常識、計算、農業や裁縫など、生きていく上で必要なことに比重が置かれている。また、この8年間は才人以外の人間が唯一文字に触れられる時間である。
統一テストの後2月頃に結果開示があり、その開示を受けてそれぞれの道(才人、予備隊、一般人)に進む。


＊統一テスト
その年に15歳になる者が1ヶ月かけて受けるテスト。1月頃にある。このテストの結果により、今後文字を扱い、人類を率いて生きていく「才人」になるか、ただの一般人になるかが統一政府によって決定される。

＊才人
文字を扱い、人類を率いて生きていく天才達のこと。それぞれ部門が小説、詩、歌、行政、立法、科学などに分かれており、統一テストにおける各部門トップ10〜15が採用され、そこから2年間特殊訓練を受ける。
ただし、才人に選ばれたからと言って将来が約束される訳では無い。結果が出なかったり、不要と判断されたりすると、一般人や予備隊に降格させられる。
しかし、才人として一生働くことができれば、その一族全員が三代ほど遊んで暮らせるほどの金銭を得られる。

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