【募集企画】叡智の門は開かれない【アフター期間】

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＊一般人
才人として選ばれなかった者、またはクビになった者。原則として一般人となった時点で、薬により文字に関する記憶を一切忘れる。この薬の服用は義務。が、たまに薬に抗体があるものや、服用後に何らかの拍子で文字に触れることで記憶が戻る者がいるらしい。
ほとんどが農業や漁業などの一次産業に従事して生涯を終える。

＊特権階級者
いわゆる富豪と呼ばれる人々。人口の0.2%ほどの人数。彼らは幼い頃より、そして死ぬまで文字に触れられることが許されており、多額の寄付金を政府に払うことで才人の書いた作品を楽しむことも出来る。


＊言語堕落理論
現在から150年ほど前に唱えられた説。
何でも「大衆」に渡してしまえばそれの質は落ち、取るに足らないものとして堕落するのだという理論のひとつ。
言語も例外でなく、「話す・聞く」はともかく、「読む・書く」は確固とした知識を持ったインテリ達の間で共有されることで質は向上し、より良い物が生まれていく。しかし愚かな大衆にそれを渡してしまうと、大衆は「簡単なこと・楽しいこと・楽なこと」ばかりを求めてしまい、結果として質の低い子供だましばかりが流通する。つまり、人の叡智を蓄積するために存在する言語は大衆に渡してはならない、という理論。
統一政府が支持している。

＊統一語
現在の地球での共通語・そして国民の母語。書き言葉も存在しているが、それを扱えるのは統一政府関係者(才人・予備隊)や特権階級者のみ。
また、一般人が統一語以外の言語(日本語、英語等)を扱うことも禁止されている。

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