2話 ページ3
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最初こそは「あ、ありがとうございますう///」なんて言っていたのに…。
今では「そうですかあ。」だからね!?!?
冷たいよね!?!?
ご褒美だわ!!!!←
「あ"〜…ジニア先生に会いたい…。寂しいよぉ〜。」
生徒1「何言っとんの、同じアカデミー内におりはるんやし、すぐ会えるって。」
「お前は!!生徒1ことスズナちゃん!!」
スズナ「生徒1ってなんね。」
そう言って冷ややかな目を向ける彼女は、私と同じくカロス地方出身の生徒だ。
フェアリータイプのジムリーダー、マーシュの妹で、彼女とは旅を通して知り合った。
あれからもう何年も経つのかあ。
スズナ「あんた、ほんまにジニア先生のこと好きやねえ。」
「うん、好き。ジニア先生のメガネになりたいくらいには。」
スズナ「あかん、あぼちんになってもうてる。」
「しどい…(´;ω;`)」
スズナちゃんの冷たい言葉にしくしく泣いていると、予鈴が鳴った。
今日の授業は数学と家庭科だ。
生物ない…(´;ω;`)
まあいっか、タイム先生もサワロ先生も可愛いし好きだし!
時々ジニア先生のことを考えつつも、授業に向き合った。
そして時は進み放課後。
私にとって、この時間は至福の時間なのだ。
なんでって?
んふふ、それはね〜。
「スパーン! ジニア先生!!!今日も心の底から大好きです!!!」
ジニア「はあい、いらっしゃい〜。」
「んはぁ〜!!その笑顔でもうお腹いっぱーい♡♡♡」
そう、愛しのジニア先生がいる生物室に入り浸れるからだ!!!
ジニア先生が職員室にいるときは職員室に行って、仕事してるとこじっと見てるんだけどね、大体生物室が多いぞ!!
いつものようにジニア先生の隣に椅子を持っていき、そこに腰かける。
ジニア先生も慣れたのか、私が来ると私のためにココアを淹れてくれる。
永久保存したい…。←
「今日は何してるんですか?」
ジニア「今日は皆さんの図鑑の記録を見てますよお。ほら。」
彼が見せてきたのは3種類のケンタロスのデータだった。
「へえ〜、すごいじゃん。わ、他にも沢山ある!!」
ジニア「好きに見てくださって構いませんよお。」
「マジで!?見る見る!!」
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作者名:七瀬 | 作成日時:2023年1月19日 4時