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『君の、君のお父さんは悪だった。この世界にとって紛れもない悪だから──、』

 ──だから殺した。

 まるで燃えていると錯覚してしまう程の鮮やかな夕焼けを背景に、空と同じ色をした髪の男が言った。
 真っ直ぐすぎる金色の目が、ヤケに記憶に残っている。



「例え君達がこの聖杯戦争の参加者でなくとも、放置するのには危険な存在だ。」

「自分達は部外者だという事、努々忘れぬよう。」

 異邦人を案内する眼帯の少年。傍観に徹するする教会の神父。
 そして、金の十字架を首から下げた少女──誰かの面影を濃く残す、神の代行者。

「傲慢ね。人は、人を救う事なんて出来ないのに。」



 そう、これは〘正義〙を問う〘悪〙の話。

 正義の為に悪を殺す──どこにでもある幸せな物語を拒絶した故に、全てに否定され物語から弾き出された。その彼らが綴る精一杯の悪足掻き。


 人理を守った少女と、その彼女を護る盾の乙女が駆けるのは人の欲望が蔓延る夜の街──横浜。
 敵対するは、7人の狂人達。



┌( ^ω^)┘

 挨拶省略。常識の範囲内で御覧になって下さい。

※カルデアマスター(女)以外、7人のオリキャラは名前変換不可。
※全て捏造。執筆状態:連載中

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2020年3月24日 0時

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