夢恋反応【ヒプノシス/マイク】

『夢主が亡くなった時の彼ら』【F.P】&【麻天狼】ver ページ3

※上同様、ご拝読は自己責任でお願いします。
『自害』or『他殺』




【F.P】ver



飴村乱数
「え〜？変？僕が？全然変じゃないよ〜！元気元気！えへへ、ふふ…」
彼女が彼を置いて命を絶ってしまった事実から目を背けようと、毎日毎日お姉さんと遊ぶ。
色鮮やかなお姉さんに囲まれる彼は、無意識にあの子と似た雰囲気の子を探す。
お姉さんと遊んだ深夜、お酒に酔った彼が無意識に向かったのは彼女のお墓。
はっとした瞬間、自責の念から泣き叫んだ。



夢野幻太郎
「嘘、嘘ですよね、小生の真似なんでしょう？小生を置いて逝ってしまうなんて、嘘…嘘だと言って」
彼女を愛して、きっとこれからこの子と共に人生を歩むのだと思っていた彼は受け止められない。
あの嘘をついた時の可愛らしい怒った顔が見られないなんて、もうあの温もりを感じられないなんて。
きっと、もう二度と沈んだ海から上がれない。



有栖川帝統
「俺が、俺がお前に関わったから…！！！俺があんな無茶な賭けなんかしなけりゃっ！！！ごめん、ごめん」
彼の馬鹿げた賭けによって逆恨みを買い、その結果彼女が殺された。
その事実を仲間の2人から聞いた彼は、一目散に駆けて行く。
辿り着いたのは彼女の家。扉を開ければ、遺品整理がされた綺麗な部屋。
嗚呼、今初めて自分の生き方を恨んだ。





【麻天狼】ver



神宮寺寂雷
「君も生きる事を苦しんでいたんだね。そうか…ごめんよ、私は気付けなかった」
医師である彼は人の苦しみを救う為に生きている。
それなのに、何よりも大切な人の苦しみに気付けなかった。
それによって、きっと心に黒い染みを作って沈んでしまうだろう。
人を救う彼が、救われる時は来るのだろうか。



伊奘冉一二三
「なん、で？何で？俺、俺っち、やだよ、何で俺を置いて死んじゃったの…？」
彼の人生で唯一の想い人は、彼を置いて逝ってしまった。
心を許して、初めて触れて、やっと愛を育めた幸せの絶頂から突き落とされた彼は死を受け止めようとしない。
心から笑えなくなった彼を救えるのは、もうこの世にいない彼女だけ。



観音坂独歩
「…は、ははっ、酷い奴だなぁ…俺を置いて独りで逝くなんて。お前、寂しがりやだったもんな。待ってて…俺も」
彼の壊れかけの心は、粉々に壊れてしまった。
毎日の苦しみから救ってくれてた彼女を追って、彼もまた。
彼は貴女を想って、想って、側にいてくれる。
それが何処だろうと。







Clarisさん、リクエストありがとうございました！

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