夢恋反応【ヒプノシス/マイク】

1.『夢主が亡くなった時の彼ら』【B.B】&【M.T.C】ver ページ2

※人が亡くなる表現なので、閲覧注意です。
理解した上で、ご拝読ください。
『自害』or『他殺』





【B.B】ver



山田一郎
「…俺はさ、お前を、お前を幸せにする事は出来なかったんだな」
自ら命を絶った彼女の葬儀に出て、彼女の両親から貰った形見のペンダント。
家に帰って、兄を心配する弟達の言葉も聞かずに部屋にこもる。
スマホの中にある2人で撮った写真を見ながら、彼は咽び泣く。




山田二郎
「何で、何で…っ！！！俺、俺は、俺がいんのに何でっ！！！！」
1人、部屋で泣き喚く彼。兄が慰める言葉を掛けても気が動転した彼は「うるせぇよ！！！兄ちゃんに、兄ちゃんに何がわかんだよ！！！ほっといとくれ！！」と当たり散らしてしまう。
それを咎める弟にですら怒り、もう彼は止められない。
彼を置いて逝ってしまった罰なのだろうか。




山田三郎
「…大丈夫、大丈夫ですよいちにい。問題ありません。何も」
葬儀に出た帰り、自室で呆然とする彼に声を掛ける長男。
だが、彼は薄く笑って心配するなと答えるがその手は震えている。
察した長男が、近寄って背中を摩れば堰を切ったように泣き喚く。
彼もまだ子供なのだ、全てを理解する事なんて不可能なのだから。






【M.T.C】ver



碧棺左馬刻
「…お前と会わなけりゃ、お前が死ぬ事なんか無かったのにな…俺のせいだ、俺のせいだな」
彼の組の抗争に巻き込まれ、運悪く亡くなってしまった。
葬儀の為に彼女の両親に会いに行けば、娘を失った悲しみから罵声を浴びせられる。
彼女の最期の顔すら見る事を許されず立ち竦む彼は、涙すら流せない。
きっと彼は、もう恋は出来ないのだろう。



入間銃兎
「…俺の責任ですね。俺が貴女を守りきれなかった」
彼に恨みを持ったかつての犯罪者が、逆恨みで彼女を殺めてしまった。
白い布を顔に掛けられた彼女を見て、茫然自失する彼は何も言わない。
彼女の両親に土下座をしようとすれば、優しき彼を知っていた両親が止めてくれる。
物言わぬ灰となった彼女を見て、外に出て煙草に口をつけた瞬間涙が溢れた。



毒島メイソン理鶯
「何が軍人だ、愛しき人1人守れないのでは意味が無いではないか…すまない、小官は」
自ら命を絶った彼女を想い、自分自身を責め立てる。
きっと、彼のせいではないのだけれど彼には届かない。彼の中にある純粋故の心がヒビ割れて壊れるのも時間の問題だろう。
心から愛していたからこそ、心から壊れていく。









【F.P】verと【麻天狼】ver↓

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