ぬらりひょんの孫娘、共謀。 ページ18
「奴良リクオへの反逆、手伝わせてもらいたいわ。」
「「「!!!」」」
謎の女、白夜が言った言葉に驚きを隠せない三人。
はじめに話したのは牛鬼だった。
「・・・私たちは牛鬼組。気取らせずにここに忍びこむことなど・・・。何者だ？少なくとも並の妖じゃない。」
「っ！そうだ！まず正体を明かせ！」
牛頭丸もやっと正気に戻り、援護する。馬頭丸は何故かカタカタと震えていた。
「私は言霊使い・・・。八百万と共にある者・・・。白き月を従える妖怪の話、知らない？」
「・・・真だったのか！」
牛鬼組は京都に近い。それ故、京都の情報も入ってきていた。
白い月を従える妖怪、美しく言霊を操るその姿は美姫でありながら、鬼のよう。
最近の京に流れていた噂である。
ここまで来るとまずい。この女に計画を知られては・・・。
そう思った牛鬼はチキ、と刀に手をかけた。その気配に牛頭丸も爪を出す用意をする。
飛び出そうとした時である。
「・・・・もし私が、奴良組二代目の謎を知っていると言ったらどうする？」
「「「!!!!」」」
白夜が嫣然と微笑みながら問いかけた。
牛鬼は驚きで固まる。馬鹿な、それを知っているのは幼き日のリクオと美華様では・・・。
白夜はまた嗤う。コロコロと本当に楽しそうに。
唇に人差し指をつけながら、
「私は八百万と共にある者・・・。風は伝え、水は写し、私に伝わる・・・。貴方たちに拒否権なんてないの。・・・妾の言うことは、絶対の力を持っているのだからな。」
牛鬼は戦慄した。
『妾』
その言葉を一人称にしていたものを自分は知っている。強力な古くからの大妖怪。
そいつに、似ている・・・。
艶やかでありながら恐ろしい彼女。
もはや、共謀しかあるまい。
牛鬼は厳しい顔で白夜を睨む。
「・・・了承した。白夜殿。」
「敬称はいらぬ。妾が欲しいのは絶対の結果と強き言葉のみ。・・・牛頭丸、馬頭丸も頼むぞ。」
牛鬼様の決めたことならばと跪く牛頭丸、馬頭丸。
にやりと白夜が笑った気がした。
「これは共謀だ。一度きりのな・・・。」
そのとき、牛頭丸は隣の馬頭丸を見て不審に思った。
(何故そんなに震えてるんだ・・・？)
震え、青い顔をしている馬頭丸。彼とて牛鬼組。いくら畏れがある相手でも・・・。
馬頭丸の呟いた声は小さすぎて誰にもわからなかった。
「・・・美華・・・！！」
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ぬらりひょんの孫娘、仕掛け。→←ぬらりひょんの孫娘、下準備。
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宵華 - 今のはPC様だお (2017年2月24日 16時) (
レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - スマホgetしたからログインしたお（＾＾＊） (2017年2月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» ド、ドンマイうん無理って言われたら泣きたくなるよね…((焦 (2016年7月24日 16時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - 刹那さん» 父のパソコンだから、無理、って言われた・・・(泣)更新したよ・・・。夢主出てこなさすぎで焦ったよ。 (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» えっ?いいの?ならそうさせて貰うね!そっかでも私家族に内緒でやってるけど… (2016年7月19日 20時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵華 | 作成日時：2016年4月17日 17時
