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ぬらりひょんの孫娘、下準備。 ページ17

「・・・そろそろね。」

リクオが中学生になり、自分も高校三年生。彼が行動を考え始めるとしたらそろそろ。だったらその前に再覚醒させなければいけない。

リクオの覚醒トリガーはおそらく仲間。


だったら、


「・・・その仲間が危ない目に合ったらどうなるのかしら・・・?」



方法なんぞ、いくらでもある。

そのためには、協力を得ねばならない。


立ち上がった美華の姿はやがて夜の姿に変わり始めた。


漆黒の短い黒髪が白銀の長い髪に。青い瞳は妖しく輝く。



「・・・全てにつながる水鏡よ、我を思う場所に導け。」






美華の姿は水の中に消えた。



***
牛頭丸side

捻目山の濃い闇。俺が慣れ親しんだ空気。


「牛頭丸、牛鬼様がお呼びだよ。」

「馬頭丸。」


木の影から出てきた馬頭丸。俺は俺なりにこいつを気に入っている。


「・・・例のことで話があるんだって。早く行こ。」

「・・・ああ。」


少し不安そうな馬頭丸を一瞥する。
牛鬼様は俺達の主だ。大切なお方だ。だが、馬頭丸が不安そうになっている。

牛鬼様。


「・・・あなたのお考えならばついて行きます。ですから・・・。」



早く俺達に結論を。




***

「・・・決めた。待たせてすまなかったな。」

「・・・いえ、牛鬼様。」

「・・・貴方様のお考えならば。」



暗いお堂の中にいるのは、牛鬼と牛頭丸、馬頭丸。


牛鬼はついに決めた。


『若に、リクオに刃を向ける。私はもう待てん。』


悩みに悩んで出したのだろう結論。
牛頭丸と馬頭丸が頭を垂れた時だった。




「あら、予想より早かったのね。」

「「「??!!!!!」」」



上から聞こえた涼やかな声。
驚いた三人が一斉に上を向いた。
そこには、一人の女がいた。


「よろしく、牛鬼、牛頭丸、馬頭丸。」


軽やかに降りてきた女は膝裏ほどの美しい銀髪と黒いマント。深くフードをかぶっている。


「・・・誰だ。」


牛鬼が刀に手をかけながら聞いた。
牛鬼にさえを気配をとらせなかった。
人間なはずがない。



「私?私は白夜。何も戦いに来たわけじゃないわ。ただちょっと、お願いをしに来ただけ。」

「なんだ。」


女のフードから見える唇がゆっくりと弧を描いた。



「奴良リクオへの反逆、手伝わせてもらいたいわ。」



三人の顔が驚愕に染まった。





ーーーーーーーーー
更新遅くてすいません!しばらくこんな感じになります(汗)

そして、お気に入り50人ありがとうございます!二度見しましたwww

ぬらりひょんの孫娘、共謀。→←ぬらりひょんの孫娘、ゆらを送り出す。


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宵華 - 今のはPC様だお (2017年2月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - スマホgetしたからログインしたお(^^*) (2017年2月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» ド、ドンマイうん無理って言われたら泣きたくなるよね…((焦 (2016年7月24日 16時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - 刹那さん» 父のパソコンだから、無理、って言われた・・・(泣)更新したよ・・・。夢主出てこなさすぎで焦ったよ。 (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» えっ?いいの?ならそうさせて貰うね!そっかでも私家族に内緒でやってるけど… (2016年7月19日 20時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵華 | 作成日時:2016年4月17日 17時

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