第１５話 ページ19
あの日の事と私の目的を、イタチに全て話した。
イ「そうだったんだ...」
静かに話を聞いてくれた。
イ「じゃあ、姉さんはサスケに殺されるんだね...」
ノ「ええ...。躊躇い無く、サスケには私を殺してほしいからね」
ギュ
イタチは私を抱きしめた。
イ「本当は...里に戻ってきてほしい。でも、姉さんが自分の命を賭けて、その目的を果たそうとしてる。俺はそんな姉さんの邪魔をしたくない」
イタチ...
お前は本当に...
ノ「優しい子だよ...」
今度は、私が涙を流してしまった。
イ「姉さん、泣かないで？」
イタチが指で、私の涙を優しく拭ってくれた。
*****
イタチside
姉さんから、衝撃の事実を聞いた。
サスケに憎しみを抱くよう仕向けた事、姉さんがサスケに殺される事、そして、姉さんの目的。
本当は里に帰って来てほしい。
でも...
それだと、姉さんが今まで積み上げてきたものが、台無しになってしまう。
だからせめて、俺だけでも＿＿
イ「姉さんの味方でいるよ」
*****
ノエルside
ノ「鬼鮫」
鬼鮫「来ましたね。弟さんとは話せましたか？」
ノ「ええ。リーダーに報告しましょう」
私と鬼鮫は、岩山に座った。
そして目を瞑り、あの術をした。
幻灯身の術。
＿＿暁アジト 集会場
ペ「来たか...」
ノ「リーダー、失敗しました」
鬼鮫「九尾の人柱力には、伝説の三忍・自来也様が着いていました」
ペ「自来也が？そうか...ご苦労だった」
ノ・鬼鮫「はい/ええ」
そして報告が終わり、私たちは消えた。
鬼鮫「さて、帰りましょうか？ノエルさん」
ノ「ああ」
＿＿暁アジト ノエルの部屋
noside
ノ「ゴホッ！ゴフッ...」
ノエルはその場にしゃがみ、口を手で押さえ咳をした。
ピチャ
咳が収まり、その手を見ると＿＿＿＿
ノ「......」
血がついていた。
そう＿＿ノエルは病を患っている。
ノ「(時は近くなってきたな...)」
ノエルは立つ。
ノ「待っているぞ...サスケ」
そう言い、部屋を出ていった＿＿＿＿
その後、サスケは力を手に入れるべく、木ノ葉を抜けた。
ノエルとサスケの対決は、少しずつ、少しずつ、近づいていた＿＿＿＿
これで少年期は終了です！
次からは疾風伝ですが、番外編を書こうと考えています。と言っても過去編です。サスケが生まれる前の、ノエルとイタチのエピソードを書きたいと思います。
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紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございます！頭をフル回転させて話を考えています。完結までよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月18日 18時) (
レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴(プロフ) - いい話過ぎて・・・涙がぁぁぁ！！頑張って下さいぃぃぃ〜・・・！ (2018年1月18日 18時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅暁武 | 作成日時：2017年9月24日 20時
