23.ターゲット ページ25
ティキside
今にも崩れそうなAの体を
俺は愛おしいと思った
人間
まして敵であるイノセンス適合者に
俺は感じたことのない
感情を抱いていた
そんなに辛いなら
なんで逃げないんだよ
『私、、、
幸せ者だね、、、、』
そう言って顔を上げたAは
笑っていた
辛そうに
でも嬉しそうに
テ「殺されるって時に
何呑気なこと言ってるの？」
『私は、、、幸せだよ、、、、
だってティキに殺されるんだもん
AKUMAじゃない
好きな人に殺されるなんて
こんな幸せなことないよね』
好きな人
Aは
俺がノアだとわかっても
俺を見てくれるのか？
人間じゃない
この世界の敵でしかない俺を
Aはそれでも
俺を好きだと、、、？
殺したくないと
俺の心が訴える
でもこれは千年公から頼まれた仕事
テ「俺は、快楽のノア、ティキ・ミック
お前のイノセンスをもらう」
俺はAから体を離した
心臓を取ればいい
相手は適合者
何を躊躇する必要がある？
手でAの心臓をつかんだ
触れたいと思うもの意外
通過する能力
これでいい
そう思うのに
触れている心臓を抜き取れないのは
俺が迷っているからだ
『迷うことなんてないよ』
Aがきれいな笑顔で笑うから
テ「怖くないの？」
『怖いよ、、、
でもそれ以上に、、、辛かった』
俺は、、、こんな方法でしか
Aを笑わせることができないのか、、、？
好きなんだ
多分初めて会ったあの時から
まだ三回しか会ってないってのに
俺の心がズキズキと痛んでる
テ「、、、、ダメだな、、、」
心臓を握っていた手を体から抜き
そのままAを抱きしめた
『ティ、、キ、、、？』
テ「俺もさぁ〜やっぱり元は人間って事なのかな〜
いくら敵でも
好きなやつを殺せるほど
俺非道にはなれないみたい」
そう言って
俺がにこりと笑えば
Aはボロボロと泣き出した
テ「えぇー？
そこって泣くところ？」
『怖かったのにぃ〜、、、覚悟してたのにぃ〜〜』
わんわんなくAを抱きしめて
またその細い体に愛おしさが募った
そして思った
俺がAを
守るって
.
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クリスティ38(プロフ) - びん←底眼鏡では？ぴんなんて、聞いたことない。 (2020年1月6日 23時) (
レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 死蝶さん» コメントありがとうございます！頑張って書きますので今後ともよろしくお願いします！！ (2019年8月3日 2時) (レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月2日 21時) (レス) id: a0dd7ebf9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーな | 作成日時：2019年7月29日 1時
