その30 逃げるのに ページ33
夢ノ咲学院ってどこにあるん...？
ここだけの話...
今回オリキャラ出ます...(小声)
オリキャラっていってもあまり本編には関係ありません
今回だけ
＞＞
ぱちりと瞼(まぶた)を返して、辺りを見回す
夢を見ていた気がする、けど何の夢だったか、思い出せない
ちょうど、新幹線が止まっていて、何人かの人が降りていた
覚醒していない意識のまま、立ち上がる
鞄を肩にかけて、新幹線から降りていった
『…えーっと、ここは…千葉？』
私は某夢の国で有名なあの県にいるらしい
私は一時期ここに引っ越して来ていた
小学生の時だった...と思う
「…あれ？...Aじゃん！久しぶり！！」
突然、かなり強い力で肩を叩かれる
こんなに怪力な友人は私が知っている中で、一人しかいない
『いっ…た！…赤音…！』
そこには小学生の時から何も変わらない笑顔のままの友人だった
「友達できた？」
『久しぶりに会った友達に最初に言うことがそれかよ...』
「どーせ、女の子の友達できてないでしょ？」
少し捕捉すると、私は小学生時代、典型的な女子に嫌われるタイプの女子だった
よく自分の陰口を耳にしたものだ
『…一応いるし、私、変わったんだよ』
「へぇー...いじめられて死にに来たのかと思ったよ」
"ほら、転校する前言ってたじゃん"と付け足す
「…次は死にたいときに行くね…って」
『うわ、イキリじゃん。やめて』
赤音が言った言葉に恥ずかしくなり、すぐに停止させる
「まー…でも……お疲れ様」
『…なんも、ないって…』
久しぶりの暖かい言葉に少し照れ臭くなりそっぽを向いた
「照れんなって！！…あ、そうだ！…あたしが案内してあげるよ！」
昔のように、また彼女は太陽のように笑った
私にはそれが眩しくて、くらくらしたから
誤魔化すように、真似するように、同じように、笑った
『……ありがと』
『結局、赤音もサボッちゃったじゃん…いいの？』
「…んー…１日くらいね…アンタみたいにうち(学校)は厳しくないから」
二人で雑談をしているとき、赤音が静かに口を開いた
「…もう、帰りなよ」
"ずっと携帯鳴ってんじゃん"と困ったように彼女は笑った
『…言われなくても、帰るよ』
鳴りっぱなしのスマホを眺めて、目を細めて口角をあげる
正確にはあがる、だが
同時に涙も流れた
それを隠すように背中を向けて、彼女に告げる
『私、勘違いしてたかもね』
振り返って、改めて
『…じゃーね、赤音…もう死なないから』
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あり(プロフ) - 。さん» まじでありがとうございます。修正いたします！ (7月9日 22時) (
レス) id: 464bb8ff7d (このIDを非表示/違反報告)
。 - 20話の敬人の苗字【蓮見】じゃなくて【蓮巳】です (2023年5月7日 11時) (レス) @page22 id: 9c37ed3b41 (このIDを非表示/違反報告)
イキリだした陰キャ - はちみつさん» コメントありがとうございます！伝えたいことが伝わっててすごく嬉しいです…！ただ闇が深い子よりもみんなが抱えてそうな病みをなんとなくでもわかっていただけたら幸いです…！！ (2020年4月27日 17時) (レス) id: 1bb0adca1d (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 切なくて泣きそうになるけど所々ギャグがあって面白いです！！更新がんばってください！ (2020年4月3日 0時) (レス) id: 25159701e6 (このIDを非表示/違反報告)
イキリだした陰キャ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただきありがとうございます！更新は早めにできるように努力します…！ (2019年10月12日 16時) (レス) id: 6bf35dac11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありーむ x他2人 | 作成日時：2018年1月14日 13時
