内緒にしてること《太宰治》

内緒 ページ4

その後チャイムが鳴り、樋口先生が入ってきた。

樋口一葉 先生。若い先生でまだたどたどしい所があるが私は好きな先生だ。


「それでは、HRを終わります。」

気をつけー礼 いつもの号令でおわる


今日もいつものように普通の時間を過ごせたらいいなぁ


一時限目の用意をしていると

ブブー

ケータイに着信が。

見てみると

(今日、家にいてね。夕ご飯食べに行くから。)

との内容。

またあいつか。

(わかった。待ってる。)


と返して、また用意を始めた。


近くで誰かが笑った気がした。









＊＊＊＊＊＊＊



時は過ぎて夕方 ←はやいとか言わないで


私は一人暮らしをしている。両親は…海外へ出張で今はいない。


寂しいとかもあるけどそれよりも今は夕飯を作るのに集中。


ピーンポーン


来た来た。待ってましたよ。お客さん

『はーい。』

ドアの方へ駆けて行く。

ガチャ

『いらっしゃーい。』

「やっほーA」

そこには手を振るある人が。

『待ってたよ、治。』


太宰 治。私の幼馴染であり恋人でもある存在。

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