ホントノエストニセモノエム【黄瀬涼太】

ワンシーン ページ49

ﾓﾌﾞ女 「やばい・・黄瀬君超かっこいい！」





うん・・確かにかっこいい





黄瀬 「あっ！来てくれたんスね」





入口で覗いていた私達に気付いた黄瀬。





でも・・





・・ぷいっ





まどか 「あー・・なーに子供みたいな事してるかなぁ」





私を見て笑っている２人と・・





黄瀬 「・・顔真っ赤」





私に近づいてそう耳打ちした黄瀬。





ﾓﾌﾞ女 「ちょっとあの女黄瀬君の何！？」





ﾓﾌﾞ女2 「あー・・あれＳ女(笑)」





全部聞こえてんだよっあほ！





you 「私、梶君のクラス見に行ってくる！」





席に着いた２人を残して・・





間中 「はぁ？すぐ戻ってきなよ」





私は２−Ｅを目指した。





黄瀬のクラス程ではないけれど梶君のクラスも人が多い。





ﾓﾌﾞ女子 「あの人なんて名前なんだろう！凄くかっこいいよね」





２−Ｅにそんなイケメンいたっけ？





そっと入口から中を覗くと・・





「いらっしゃいませ、お姫様」





突然後ろから声を掛けられた。





振り返ると・・





you 「おおお・・おひめしゃま？」





そこにはすっごいイケメンが！





・・誰だ！？





「口回って無いよ？尾澤・・(笑)」





you 「梶君っ！？」





メガネしてなくて・・





いつも前髪が長くて顔が隠れてたのに・・





軽いオールバックが良くお似合いで・・





梶 「俺休憩行ってもいいよな？」





私の手をしっかりと掴んだまま同じクラスの男子に何やら確認中。





男子 「お前ずっと出っぱなしだもんな。良いよな？皆」





二カっと笑ったクラスメイトに見送られ逃げるように教室を後にした梶君。





梶 「ここなら人来ないでしょ。ごめんね。俺の休憩に付き合って？」





例の視聴覚室まで来た。





梶 「どうした？顔赤いよ？」





私の顔を覗きこんだ梶君・・





思わず両手で顔を隠した。





you 「あの・・あんまり近付かないで。照れるから」





梶 「・・何で照れるの？」





梶君がそう言った時・・





勢いよく視聴覚室のドアが開いて何かが倒れる音がした。





梶 「しっ！静かに・・」





私の後ろに回り込んだ梶君は私の口を押さえた。





その行動にドキドキしていた私の目の前に・・





横たわる黄瀬と・・





黄瀬にまたがる女子が見えた。





そして・・





ドラマのワンシーンの様なキスを・・２人はした。

〜To be continued〜

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