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紺色のセーラー服に身を包んだ
決してボクの私物、ではなく演劇部から借りたものだ
膝くらいまでのスカートなんて、何年ぶりだろう
なんだか落ち着かない
「 女の子に見えるのかナ....? 」
ショーウィンドウに映る自分を見た
まぁ、あまり違和感がないのだから平気なのだろう
それはそれで複雑だけど
あの時見た少女のことを忘れられなくて、モヤッとするから
忘れよう、としても結局は頭の片隅には残ってしまう
そしたらいっそ...
「 あっ、あの子っテ... 」
可愛らしいお店の前でキョロキョロとする女の子
忘れもしない、この前あった子だ
そっと彼女に近づいた
「 ふふ、これも可愛い... 」
「 こんにちハ♪ 」
「 ひっ...び、びっくりした...あっ、すみませ... 」
声を高く、女の子らしくして彼女に挨拶
近くで見ると、本当に小柄で小動物みたいだ
「 なにかご用ですか? 」
恐る恐る彼女は聞いてくる
「 君とお話してみたかったんダ 」
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夏目さくら(プロフ) - 月永 巡さん» うひゃ...ありがとうございます!!そう言っていただけて凄く嬉しいです!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2017年6月14日 9時) (レス) id: 7ee3166e47 (このIDを非表示/違反報告)
月永 巡(プロフ) - コメント失礼します!まず初めに、完結おめでとうございます!最後まで面白くて、素敵な作品でした。。。!夏目くん大好きなので、終始ワクワクドキドキしていました笑 これからも素敵な夏目くんをよろしくお願いいたします!最後に更新お疲れ様でした!! (2017年5月17日 17時) (レス) id: a65f90383c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目さくら | 作成日時:2017年5月13日 12時