第百八十四話 雷炎竜 ページ47
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「おやおや、どうしたね。大口を叩いた割には膝をつくのが早すぎるではないか」
「ラクサス!!」
「あいつまさか…!」
「さっきの魔法、食らってたんだ…!」
「ク、ククク……世界ってのは、本当に広い。こんなバケもんみてぇな奴がいるとは…俺も、まだまだ―」
「何言ってんだーーっ!!」
「しっかりしろよ、ラクサス!!」
「やってくれたのう、ラクサスとやら。だがそれもここまで…汝はもう消えよ!!」
「立て!ラクサス!!」
「俺はよォ…もう、妖精の尻尾フェアリーテイルの人間じゃねぇけどよ」
「避けて!!」
「それを食らったらダメです!!」
「ラクサスーーー!!」
「ジジイをやられたら…………怒っても良いんだよな…？」
「！」
「当たり前だーーーーーーーーっ!!!」
ラクサスから雷が溢れ出し、雷光が視界を埋め尽くす
「!!?雷…ラクサスの…」
「ラクサスーーーっ!!!」
ラクサスがいた所の床が抉られ、その中に力なくラクサスが落ちていく。が、
「俺の……奢りだ…………ナツ」
「えっ…!?」
「ナツさん…？」
「ハァ…ハァ…ごちそう…さま…」
「帯電?」
「俺の…全魔力だ」
「何…！？」
「自分の魔力を、ナツに…？」
「ってことは…」
「雷、食べちゃったの…？前はそれで寝込んじゃったって聞いたけど…」
「(ラクサスの奴…魔力なしの状態であの攻撃を受けたってことかよ…)」
「そこまでして…ナツさんに魔力を…？」
「なんで…俺に………俺は、ラクサスより……弱ぇ」
「強ぇか弱ぇかじゃねぇだろ…傷つけられたのは誰だ？ギルドの紋章を刻んだ奴がやらねぇでどうする…！ギルドが受けた痛みはギルドが返せ…百倍でな!!」
「…っ！！ああ……」
「炎と雷の融合……！」
「雷炎竜……！」
「百倍返しだ…!!!」
ここに今、二つの滅竜魔法を併せ持った魔導士が生まれた
「うおおおおっ！！！」
「ぐっ！」
ナツが雷と炎を纏った雷炎竜となり、ハデスへと攻撃を仕掛ける
そのスピードは桁違いに上がっており、ハデスは対応しきれず顔面にナツの拳が直撃、そのまま壁まで吹っ飛ばされた
「ぐああっ!」
「炎の打撃の後に、雷の追加攻撃!」
「すごい!!」
「俺たちのギルドを傷つけやがって!!」
「お前は……消えろ」
ナツの炎と雷を合わせた一撃が、ハデスを飲み込んだ
「はあっ!!」
ハデスが煙の中から飛び出し、ナツの両手に鎖を繋ぎ、手錠のように動きを封じた
「両手を封じたぞ！」
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EMIKO(プロフ) - わかりました!!フォローしました!! (2020年5月11日 22時) (
レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - EMIKOさん» 報告ありがとうございます！小説の方にツイッターを張らせていただいたのでなにとぞよろしくお願いいたします (2020年5月10日 19時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描けました!!夜分遅くにすみません、、、 (2020年5月10日 3時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - EMIKOさん» ありがとうございます！楽しみに待っていますね！ (2020年5月4日 14時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - わかりました!!出来上がり次第お知らせします!! (2020年5月3日 12時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大和 | 作成日時：2020年4月29日 2時
