最近、彼女が何を言ってんのか俺にはわからねぇ... (ページ13)

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例１３ページ13

花宮side

自分の彼女の突然の告白に、

驚くどころかもう轟くだろうっ...

なんて思いながらとりあえず、

頭の中で状況を整理する。

「で、どこでなくなったんだ？」

「２棟の更衣室」

「そこには誰がいた？」

「女子だけ、あ..でも、

他のクラスの人も出入りしてた」

淡々と俺の質問に答えるAを目の前に、

俺の視線は胸に行く。

まぁ、所詮俺も

健全な男子高生ということだろう。

「どうしてなくなった？」

「少し目を離して家庭科室に行った時だと思う。」

...。

おいッ待て。

「お前...ノーブラで校内歩き回ってたのかッ？！」

こいつは無防備なのかバカなのか...

まぁ、きっと両方なんだと思うが..

「...まぁ、その...面倒臭かった。から？」

「はぁ...」

もう、本当に溜息しか出なかった。

Aside

それから一頻り真からお説教をされた後、

命家ながらトイレから真と脱出し

真はどこかに電話をし始めた。

真の横顔がやけにたくましく思えた。

「よし、行くぞっ」

電話をかけ終わったのか

そう言いながら真は私の腕を引っ張る。

私は引きづられるように真についていく。

「どこ行くの？」

「お前のクラス」

「なんで？」

「行けばわかるっ」

瀬戸side

クラスで古橋と話していると、

携帯が鳴った。

prrrrr...

何時ものことながら、

画面を開くと"花宮"の二文字。

古橋との話を中断し、

「花宮か？」

「ああ」

電話に出た。

《生徒会室に行って

図書室、保健室

その他特別教室の利用者リストを洗え》と、

電話に出た瞬間、口頭で言われた。

「何かあったのか？」

そう尋ねると

《いいから"やれッ"》の一点張りでとりあえず、

俺はその通りにした。

「どうかしたのか？」

「いや、生徒会室行って来るよ」

「そうか」