【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【映画編 - 3】 (ページ22)

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第24話ページ22

ごめん。

そう呟いて、

シカマルの手を振り払う。

そして再び、

足を回転させた。

？「久しぶりだね、はたけカカシ。待ちかねていた。

そろそろ金環日食が始まる」

この声――。

ナルト「お前か！お前がカカシ先生を......！

なんなんだよ！なんで木の葉の里を、目の敵にするんだ！」

前方にある建物の巨大な扉が

ゆっくりと開き始める。

その向こうから出てきたのは、

あの幻影の人間。

A「......」

あいつが、ヒルコ。

ヒルコ「かつて木の葉に、“ヒルコ”という男がいた」

そしてヒルコが、

自らの過去を語り始めた。

何やら彼は、

自来也先生たち三忍とは親友だったようだが、

彼には三忍のように優れた忍の素質はなかったらしく、

ずっと引け目を感じていたとのこと。

そこで考えたのは、

自分の肉体的弱さを補うこと。

今の大蛇丸のように

おかしな研究ばかりに没頭するうちに、

血継限界を体内に取り込むことを思いついた。

その対象の一人が、

カカシの写輪眼だったと。

ヒルコ「カカシ、さぁ、おいで。君の血継限界で5つ目だ。

私はついに不死の完全忍者になれるんだよ！」

両腕を広げるヒルコに、

ただ機械的に歩み寄っていくカカシ。

ナルト「ダメだ！カカシ先生！」

サイ「カカシさんを止める方法は、奴を倒すしかないみたいだ」

サイの言葉を合図に、

一斉に走り出すカカシ班。

シカマルはやはり足を怪我しているらしく、

その場に跪いたまま動くことはなかった。

シカマル「あ、待て！そいつに忍法を使うんじゃねぇ！」

確かに、

こいつに忍法を使えば

吸い取られて終わりだ。

しかし、

それ以外の方法が思い浮かばない。

ナルト「多重影分身の術！」