【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【映画編 - 3】 (ページ17)

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第19話ページ17

シュタッ。

キバ「ありゃただの犬じゃねぇな！」

かつての紅班が私たちを追って――いや、

この様子だと増援に来てくれたらしい。

キバ「どうだ、ヒナタ」

ヒナタ「訓練を受けた忍犬と、同じチャクラの流れが見える」

シノ「ただの犬じゃないことは明らかだ。なぜなら、見た目が普通ではないからだ」

キバ「かっこよく決めるところで水差すなよ、シノ！

ナルト！A！サクラ！お前たちのやろうとしていることが間違ってんのかどうか、俺には分かんねぇ。

だがよ、お前たちの気持ちはよく分かるぜ！」

赤丸「ワン！」

ヒナタ「ナルトくんも、サクラさんも、Aも、間違ってないと思う」

ナルト「キバ、ヒナタ......」

ドスン！

二匹のキメラが

私たちの前に立ちはだかる。

だが、

キバと赤丸が獣人変化・牙通牙で

キメラに攻撃を仕掛けたかと思いきや、

門に通り穴を作ってくれた。

追手であるアスマ班の呼び掛けを無視して、

キバと赤丸に礼を告げて、

足早にその場を去る。

――頼んだぞ、紅班。

しばらく道なりに走っていると、

後ろを尾いてきていたシカマルが

声を掛けてきた。

シカマル「ナルト！A！話を聞け！」

ナルト・A「......」

シカマル「敵が次々と現役してきたってことは、カカシ先生がそれだけ重要な存在って証拠だ！

つまり、カカシ先生の読みは正しい。

だからその読み通りにやらせてやるべきじゃねぇのか」

ナルト「そんなこたぁ関係ねぇ！」

A「......」

もうこいつらには

何を言っても効かない。

話すだけ時間の無駄だ。