【黒○】雨 降 る バ ス ケ 部【裏切り】

9▼信じがたい事実×儚い夢 ページ11

解放されても
私はまだ屋上にいた。

彼らがつけた傷が痛かった。


誰も私を信じてくれなくて
助けてくれるって、信じてた。


でも私もみんなを信じていない。







夢は所詮(しょせん)、夢でしかないのだ。

浮き世にはかなわない、夢。

覚めて、それで、終わる。





なーんて、またまた中二病じみたことを
やってるAちゃんですが
年相応なことをしよーとした結果ですよ。


「ナーバス！」

言ってみただけ。意味すらも知らない。

だから意味なんて、ないから。



まぁ、『イミがなければ意味がない』のは
ごもっともなんですが。

私(自体)には意味なんてないんで。

いこぉーる無駄、ってゆー意味なんでござる。



「痛い痛いwww頭が痛いww」

二重の意味で。

これが２乗、つまり累乗か!!


ハッとしていきなり数学の復習。









話がだいぶ戻りますが。





私は知ってたのかもしれない。




もうみんなは私を信じないっていうことも、
友達っていう縛りも、
本当は助けてほしいってことも。

でも私はいまいち
“頼る”っていうのが分からない。




手首にできた痕を撫でながら
「はやく大人になりたいなぁ……」と呟いた。




────だって大人は
何でも知ってるんでしょう？

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