壊す蛇の憂鬱。１４ ページ46
衝撃発言。
他の団員同様、私も言葉が出なかった。
最初は誤魔化しかと思ったが、その少年は嘘を吐いてる風には見えなかった。
カノ「もちろんそれでAを嫌ったり、軽蔑したりしないよ。
だってAは大切な仲間で―――――
愛している「彼女」なんだから」
壊す「――！！」
―――彼女。
・・・―――ああ、Aはいつの間にかこんな大切な人を作っていたんだね。
過去や目のことを知っていても尚、変わらず接する彼の強い眼差しに、私はなぜか安心感を覚えた。
そしてさらに
カノ「ま、安心して見ていてよ！この先もAを悲しませるような事は絶対しないって
誓うから！それを行動で…メカクシ団での生活で証明するから、ね？」
そういってウインクする彼を見て、私の腹筋は崩壊。
壊す「・・・！！…く、ククク、あはははははっ！！」
面白い。なんの恥ずかしげもなく宣言した彼を見て思う。
壊す「君・・・欺く、だっけ？サイッコーｗｗｗ世界中のリア充もびっくりな爆弾発言だよ
それｗｗｗ」
欺くって、確か嘘を吐く能力だったよね？
それでもこうやって堂々と本心を言うなんて・・・・
彼はやっと今の状況に気が付いたのか、みるみるうちに顔を赤くした。
あら、かわいい。
カノ「えと・・・とりあえずそうゆう事だから…///
って、皆いつまで僕の事見てんの！！？///ちょ、キド！【隠す】使って笑わない！！///」
周りにも笑顔が広がっていく。
当時見ていた冷やかしや嘲笑の笑みでなく、こちらまで楽しくなるような笑顔が。
・・・あったかいな。
どうやらここは、私の思っていた団体とは、まるっきり違うようだ。
『Aを無理に、世間から隔離させようとする必要はないんじゃない？』
仲間から「カノ」と呼ばれていた少年が言っていた。
・・・確かにそうかもしれない。
癒す『Aもそんなこと望んでいない・・・！』
壊す「・・・」
この団があれば、居場所があるのなら、
―――この人たちがいるのなら、
カノ「な、なにさ・・・」
いつの間にか、私は間近でカノを眺めていたようで、本人は若干あたふたしてた。
本当はこんなはずじゃなかったけれど・・・
壊す「・・いいよ、分かった。Aの事任せる」
カノ「・・・へ？」
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masa-kichi(プロフ) - 巫子さん» 最終更新からだいぶ日が経っているのにわざわざコメントありがとうございます！泣そう言っていただけてとても幸せです！こちらこそありがとうございました。 (2017年7月3日 18時) (
レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
masa-kichi(プロフ) - ミオナさん» お返事めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい！＞＜日頃の妄想からの思いつきをぶっ込んだ作品なので、少々不安は残っていたのですが…。そう言っていただけてとてつもなく嬉しいです！ありがとうございました！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
masa-kichi(プロフ) - カノLOVEさん» お返事めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい！＞＜この作品は初めて作ったものなので、今見返すと語彙力や表現力の無さで恥ずかしくなるのですが…そう言っていただけてとても嬉しいです！ありがとうございました！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
巫子(プロフ) - とってもいいお話でした(泣)本当に良かったです。有難う御座いました (2017年7月3日 17時) (レス) id: 343e14107c (このIDを非表示/違反報告)
ミオナ - 最高でした（泣）イイ話です (2017年6月17日 5時) (レス) id: 27a20bc8d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：masa-kichi x他1人 | 作成日時：2016年5月13日 16時
