39. 根拠なんて、 ページ40
夢主side
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入 「 途中まで一緒に帰りませんか? 」
『 いいよ〜、道一緒だし 』
トド松くんを避けるようになってから、何週間か経過した
そんな私は、最近、入谷くんと一緒にいることが多くなった
というのも、お互い、そこに恋愛感情とかは一切なく
相談相手として、なんだけど。
相手が誰か、は伏せてるけど
トド松くんのことをさりげなく相談している
入 「 それで、最近はどうですか?
その相手とは… 」
『 全然ダメ!
なんか寧ろ悪化してる気がする!! 』
バイト終わり、入谷くんと途中まで一緒に帰りながら、また彼の話。
いや悪化してるってか、させてるんだけどね、私が。
入 「 お話とか出来てないんですか? 」
『 したいんだよ、したいんだけどさ 』
お話なんてしたら、また好きになっちゃうし
『 諦められなくなっちゃうよ 』
入 「 じゃあ、諦めなければいいじゃないですか 」
俯きながら呟いた言葉に、
ストレートな言葉が返ってくる
『 ……は、』
入 「 諦める必要、なくないですか? 」
『 え、い、いやいやいや 』
必要ないって、
『 だってあっちには、他に好きな子がいるんだよ? 』
入 「 その好きな子って、Aさんも知ってる子ですか? 」
『 い、いや、誰だかまでは、聞いてないけど… 』
入 「 じゃあ尚更!
諦めなくていいですよ 」
そう、自信満々に答える入谷くん
『 なんでそうなるの 』
入 「 だって、好きな子がいるからなんですか。
もしかしたら、今後Aさんを好きになる可能性だってあるんですよ
それに、相手が誰だかわからないなら
その好きな子がAさんってこともありえるし 」
そんな、なんの根拠もないようなことを。
だけど、
確かに、好きな子が誰だ、とまでは聞いてない
脈アリかも、なんて感じる場面だって
少なからずあったんだ
もしかしたら、なんて
見るだけ無駄な夢かもしれないけど
なんだか自信満々に言い切る入谷くんを見ていたら
そんな気もしてきて
『 ふふ、入谷くんて、おもしろいね 』
入 「 え、そ、そうですかね 」
『 あの、
ありがとうね 』
入 「 いえいえ! 」
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何処にもないけど。
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しゃび(プロフ) - Ｒｎｙさん» コメントありがとうございます。トッティいいですよね…！あざといけどそれだけじゃない色んなものを秘めてるから、面白いし可愛いし素敵なキャラですよね。そんなトッティの魅力を少しでもこの小説でも表現出来ていたらいいなと思っております！ (2019年9月26日 12時) (
レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
Ｒｎｙ(プロフ) - やっぱりトッティ推しは止められませんね…!!何かアニメだとあざといトッティだけど、こう言う所でツンデレになるトッティ凄く好きです！！ (2019年9月26日 7時) (レス) id: 535205595b (このIDを非表示/違反報告)
しゃび(プロフ) - しーPーさん» コメントありがとうございます。一番と言っていただき嬉しい限りです。更新ペースは遅かったですが、私も書いていて楽しかったので、読んでくださる側の方も楽しんで頂けていたら幸いです。読んでいただきありがとうございました。 (2018年10月29日 22時) (レス) id: f924ce756f (このIDを非表示/違反報告)
しーPー - 今まで見てきた作品で一番面白かったぁぁぁぁぁ！！！！！ (2018年10月29日 20時) (レス) id: 616c24bce5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃび | 作成日時：2018年8月27日 21時
