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謙杜side
恭平くんもともと頭が弱いみたいだったから、
一生懸命泣いてる理由を考えたんだろうけど
結局わからなかったらしい、笑
高「どっ、どうしたん…」
そのキョドり方にツボってしまって、
思わず吹き出してしまった
僕が笑ったとき、なにかに引っ張られたかのように駿佑が顔を上げた
駿佑が見ているのは恭平くんなのに、なんだか目が合ったような気がして、
いまなら、と思って、駿佑に微笑んでみせた
"大丈夫だよ"
その思いを乗せた風も添えて
すると、駿佑は涙を拭わないまま、口をキュッと結んで、
そして、微笑んだ
僕の思いが伝わったのかなんて知らないけど、
もう、大丈夫だとおもった
駿佑の表情を伺っていた恭平くんはピシッと固まって、首まで真っ赤に染まってしまった
周りで見ていた大人たちは、久しぶりに見た駿佑の笑顔に、肩を震わせて泣いていた
よかったね、駿佑
君、すごく愛されてるよ
道「…汚い」
そう呟いて立ち上がって、花壇の方にやってきた
すると、いつか僕がやったときみたいに、丁寧に1本1本摘み取った
不器用なはずなのに、僕の動作をなぞるように花を摘む
死んでも尚、また幸せを感じられた
出来上がった花束を恭平くんの前に差し出し、
道「…こうやんねん」
また、微笑んだ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
1年後、
明日は、あの子たちの結婚式
あれから、やはりこの木を離れようとしない駿佑のために、
恭平くんはお父さんに頼んで木の下に家を建てた
恭平くんのお父さんがひとりでくそでっかい丸太を運んでいたときは流石に引いた←
恭平くんが駿佑の心を開いてくれたお陰で、
駿佑にも、駿佑たちの家族にも、笑顔が増えた
駿佑は、恭平くんが眠りについたあと、
よく外に出てきて、木に登った
そのたびに僕は、風邪をひかないようにと、
できるだけ暖かい風を送った
道「夜なのに、暖かいなぁ」
よく駿佑は僕に話しかけた
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雪(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ２年越しにありがとうございます！みちながって、やっぱいいんですよね…みちながバンザイ！！ (2022年4月14日 0時) (
レス) id: af20db7013 (このIDを非表示/違反報告)
つむ(^p^)**(プロフ) - 2年越しのコメント失礼します。みちながを漁っていたらとんでもない神作品を見つけてしましました…。生まれ変わっても愛し合う2人がほんとに天最高です…🥲💞きょへの一途な姿もとても良かったです！素敵な作品をありがとうございました！！ (2022年4月7日 16時) (レス) id: dc37b157ec (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - ちゃおちゃんさん» ありがとうございます…みちながよ永遠であれ (2020年12月25日 16時) (レス) id: af20db7013 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃおちゃん(プロフ) - ポロポロ泣きながら、最後まで読みました......みっちーが思い出してくれて良かった(T_T) (2020年12月24日 2時) (レス) id: 4b87ca8bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ひまひま(プロフ) - 素敵な曲でした！ゆっくり雪さんのペースで投稿まってます。 (2020年4月23日 21時) (レス) id: 60918cfcaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2020年4月22日 16時
