脳はクラクラ、負才でバラバラ - 非日常編 - 9 ページ21
教室の扉がガラリと開いて、朧ちゃんが飛び込んできた。
朧「崇様ー！捜査で分かった事、教えに来ましたー！！……って、あっ。もしかして私邪魔しました！？」
崇「うん……今凄い良い所だったのに、赤信者ちゃんのせいでムードが台無しだよー……」
朧「えぇっ！？よくわかんないですけど、すみません……！！出直しましょうか！？」
崇「あははっ！嘘だから早く情報を教えてよーオレ、待ってたんだけど」
朧「余計な嘘をついた崇様のせいですよね！？……ま、まぁいいや。真凜ちゃんの研究教室前の廊下でこんなものを見つけたんです」
朧ちゃんは私たちに小さなメモのようなものを渡した。その紙には謎の文字と記号がボールペンで書かれている。
手書きで書かれたメモのようなものに、私は見覚えがあった。
この滑らかで、形の整った文字は……真凜さんの字だ。
赤と青の文字。青の上に丸印が書いてある。
崇「んー？なんだろ、これ」
咲「真凜さんはどうしてこんなメモを……？」
『コトダマ 逢原のメモ』
私は真凜さんの書いたメモの理由を知りたくて、頭を働かせる。彼女は何を伝えようとしてこのメモを残したのだろう。
崇「……もしかして」
彼は何かを思いついた様子で立ち上がった
崇「オレ、ちょっと調べたいことが出来たかも！ちょっと行ってくる！」
朧「えっ、ちょっと崇様！？今回は大人しくするって……、あぁ……行っちゃった」
バッと教室から出て行った彼に朧ちゃんも追いかけるのを諦めたみたいだ。
咲「わ、私もそろそろ捜査しようかな……人数少ないと、みんな大変だろうから」
朧「じゃ、じゃあ私も一緒に行くよ！一人だと、ちょっと寂しかったし……」
私達は、黒川くんを追いかけるようにして3-Bの教室を出た。
教室を出ると、ちょうど蓮ちゃんと鉢合わせた。
蓮「あっ、咲良ちゃん。大丈夫？」
咲「あ、うん……大丈夫だよ」
大事な捜査時間を削ってまで休んでいたのだ。ここからはちゃんと役に立たなくては。
蓮「そっか！よかった！私が調べたこと、教えるね！」
咲「うん。ありがとう」
蓮「えっと、事件現場なんだけど凶器になりそうなものは何もなかったよ。まぁ、死因も爆死って書いてあるし凶器は爆弾でほとんど確定だと思うな」
『コトダマ 事件現場の状況』
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桜子(プロフ) - そなさん» コメントありがとうございます✨ここまで読んでいただけてとても嬉しいです！次週から裁判編へと突入していきますので、今後とも楽しんでいただけたら幸いです♪ (2023年3月25日 17時) (
レス) id: ec8bf151a4 (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - この作品を知ってここまで一気読みしてしまいました…。すごく面白いです、これからも頑張ってください！ (2023年3月23日 22時) (レス) id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーすりー | 作成日時：2023年3月11日 9時
