5「宿」 ページ6
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マダラは面を被っていて
宿とりは怪しまれるから、
私1人でツインルームを頼んだ。
宿といえば、温泉！
マダ「A、
指名手配の自覚をもっと…」
『変化の術！ これでどうかな？』
マダ「まあ…いいだろう」
『うーん……、本人とどっちが好み？』
マダ「…本人……って何の質問だこれは…」
ふつうに答えて頭抱えてる姿がおもしろい。
ふと、半身柱間細胞のマダラについて
疑問が浮かぶ。
『お風呂ってどうしてるの？』
マ「排泄しないから基本必要ない。
生身の体が少々汗をかくから
拭き取るくらいだが」
『……』
マ「……におうのか？」
スンスン
腕やわきの匂いを気にして嗅いでるけど、
仮面の上からじゃ意味なくない？
『汚れないってうらやましいな
と思って。どれどれ…』
首元に近づいてにおいチェック、
これは…木や土の香り
『大自然の香り……』
マ「だ、……！」
『温泉行ってきまーす』
お風呂入らずに臭くないなんてすごいのに、
何故かショック受けてそうなマダラを
部屋に置いて温泉へ向かった。
久しぶりのあっつい温泉、
最高だなぁ……プクプクプク……
プハッ！
の、のぼせた……。
頭がふわふわするけど部屋に戻る。
変化はとっくに解けてる。
マダラはあぐらをかいて
片肘つきながら待っていた。
マダ「どうせのぼせてるんだろうと思っていたよ」
『わ、わかりますかぁ…』
マダ「水たっぷり飲んどけ」
机に水の用意をしてくれていた
助かる…。
ふわり、と
いいにおいに誘われた。
マダラの首元に鼻を近づけ
せっけんの香りを堪能する
のぼせた頭じゃ、これが大胆だなんて
思いもしなかった
『マダラもお風呂入ったんだ』
気がつけば仰向けで
ベッドに押さえつけられていた。
マ「お前もいいにおいがする」
お面をずらしたマダラに
こめかみを鼻先でくすぐられる
耳を通り、背筋から全身の神経が
敏感に変わってしまう…
やばい。
マダラにも変なスイッチとやらがあったみたいだ
油断していた……
マ「…………」
『……？』
次が来ることはなく
しばらく首元でじっとしながら
乱れた息を整えていた。
マ「嫌だったよな」
『え？』
スッと起き上がり、面をかぶり直す。
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サメ?(プロフ) - 続きがものすごく気になります！！更新楽しみにしてます！！ (2022年5月22日 21時) (
レス) @page7 id: 9329097f20 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 続きが気になりすぎてワクワクします！！ 更新楽しみにしています (2021年2月26日 16時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
Not there-蒼狐-(プロフ) - とても面白かったです!更新待ってます! (2020年3月25日 6時) (レス) id: 82c90f34f8 (このIDを非表示/違反報告)
crossmarian4272(プロフ) - 凄くいいです！主人公が惨殺したシーンは思わず泣いてしまいましたがオビトのお陰で少しずつ人間味を戻しつつあるので嬉しいです。これからの展開が益々楽しみです！ (2020年2月5日 21時) (レス) id: 6865c6b442 (このIDを非表示/違反報告)
アイ - とても面白いです！更新待ってます！ (2019年7月12日 21時) (レス) id: 4b9552c10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤成 | 作成日時：2019年5月28日 1時
