38「わたしの覚悟」 ページ43
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動けないサスケに近づく草忍
今は敵の左に位置する。
『氷遁・氷柱吹雪の術！』
100本くらいの氷柱で広範囲で畳かける
草忍「ふん、こんなもの溶けちゃうじゃない」
火遁によって阻止される。氷は溶けないが粉々になって舞い落ちてしまう。
でも本命はこっち
草忍「右！！？ 」
広範囲に攻撃したのは、視界を見失うため。
敵の反対側からの奇襲で至近距離まで詰め
逆手に持ったクナイでその気持ち悪い顔を突き刺してやるわ！
『！』
あともう少しのところで腕を掴まれた
印は結べないなら体術だ
もう片方の手で顔を殴りつける
草忍「ヴェッ！」
『くっ』
しっかりと入れたのに、手を離してくれない。
クソっ、もう一発今度は蹴りだっ！
足を上にあげ首を狙った。
『うわっ』
ねっとり……
足は長い舌に絡みつかれ、逆さの体勢のまま、さらにほかの手足も蛇によって捉えられてしまう……
草忍「わたしの顔に、よくも」
殴られた時の仰け反った頭をゆっくりと持ち上げる。
『ひっ！』
やつの顔はドロドロになって破けた所から、鋭い目がこっちを見ていた。
『あんた、何者？！』
？？「本当は綺麗な顔でしょう？ それを殴るなんて、許せない。ククク……あなた物凄く美しい顔をしてるわね」
ベロリ。顔中を舐められる。
気持ち悪い……
？？「いい表情。わたしの器にしたいところだけど……」
『何、いって…』
？？「女に興味ないのよ！」
グシャ！！
あ…これは。
顔がイッた感触だ。
『んあああ゛ああ゛あッッ！！！』
サク「Aっ！ 顔が…そんな…！ 」
ゴロッ
サスケの目の前に転がされる。
幸い醜い顔は半分までだった。
恐怖していたサスケでもとっさに抱えてくれる。
サス「A…！ おい、A！！ なんでだよ…なんでこんななるまで。逃げて、くれよ…」
流石に男の子にこんな顔みられたくないよ
痛みで半分を隠して、それでも訴えたい。
『サス…ケ。確かに、勝てる相手じゃないかもしれない…。でもだからって、逃げたら自分の命しか何も残らないんだよ…』
サス「何も…残らない」
そう、失ってしまうの。
『大切な人を失った日…わたしは非力な子どもだった。でも……今は違う。わたしも覚悟を決めたよ』
ナルトが見せてくれた覚悟を
わたしも
『おね、がい……サクラを守っ……』
ここでわたしの意識は途絶えた……
39「サスケの覚悟」→←37「ナルトの強さ、目覚めぬサスケ」
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作者名：赤成 | 作成日時：2019年2月25日 11時
