第77話 本来の使い方 ページ28
越前「う・そ・つ・き♪」←
わざと挑発して顔面をラケットでブロックするという荒技を使い、ポイントを奪った越前。
その後も余裕の表情で挑発している。
挑発するなって阿久津に言ったのに、お前が挑発してどうすんだよ、と九条は呆れ顔だ。
阿久津「最高じゃねーの！」
阿久津からサーブが放たれる。
そして越前は次の手に打って出た。
今度は早めに前に出ると、スーパーライジングショットを放ちリターンエースを狙う。
あれ？それ不二先輩の弟くんのじゃなかったっけ？？
その技はバウンドするボールをかなり早めに打って、相手を防戦一方にすることができるもの。
『いつの間に習得してたんだ…おっそろしい…。』
ボールはコーナーぎりぎりだったので追いつくのは無理かと思われたが、阿久津はそれすらも追いつく。
しかもボールに追いつきつつ的確に打ち返すだけでなく、越前の動きをよんで逆へと打ち返す。
阿久津「俺からエース！？笑わせるなよ。」
越前「……らァ！！」(ﾊﾞｺﾝ
阿久津「！！？」
だが越前は左に飛んだと思ったら強く左足を踏ん張り、逆方向に飛んでみせて打ち返した。
伴田「あの子はサムライ南次郎の血縁の者では？」
『あら、今頃お気づきで。後ほど竜崎先生と話していったらどうです？お知り合いなんでしょう？』(笑)
伴田「ははっ…そうだな、そうしよう。」
越前リョーマの父親は越前南次郎。
テニス界でサムライと呼ばれた男だ。
越前「あんたは良い踏み台になるよ！！」
阿久津「ぶっ潰す！！！」
おい2人とも挑発すんなって言ってるだろ！
テニスの公式ルール見てこいやー！！
後で顔面にでも公式ルールブック投げつけてやろうか…←怖い
ところで越前が追いつけた理由。
いったん左に飛んでノーステップで逆に移動するなど通常ならありえないが、それを可能にするのが１本足のステップ。
つまりあれが本来の1本足スプリットステップの使い方なのだ。
阿久津「笑わせるな小僧が！！」(ﾊﾞｺﾝ
再びサーブを打つ阿久津。
阿久津は越前が返したボールに即座に反応し阻止しようとするが、ボール一個分届かず越前のポイントとなる。
ここでゲームカウントは40−40と追いついた。
越前の動きが明らかに違うことは周囲も気づき始め、流れは完全に越前の方へと傾く。
越前はまた試合中に急激な成長を遂げたのだった。
桃「またかよ越前」←
『人のこと言えんだろ桃』←
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黒薔薇(プロフ) - Rena．さん» わあ！ほんとですね！訂正ありがとうございます。 (2021年1月28日 0時) (
レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。ストーリーやキャラ設定が面白く、楽しく読ませていただいてます。所で試合終了の審判のコールですが、｢ヴァンバイ｣ではなく｢ウォンバイ｣だと思います。｢ウォン｣というのは英語で勝ったという意味なので恐らく。更新頑張って下さい。 (2021年1月27日 23時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 大丈夫ですよ。またいつか更新するので読んでくれると嬉しいです。´`* (2021年1月23日 16時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - そうだったんですね。せかしてしまいすいませでした．．． (2021年1月23日 16時) (レス) id: 479f4193d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 読んでくださってありがとうございます。漫画が今友人に貸していて手元にないので返ってきたらまた更新致します。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2021年1月20日 16時
