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倉持side
顔を真っ赤にしながら言う藍子に思わず笑がこぼれた
藍子はわりと誰とでも話すし男子や女子からも好かれるタイプだ
だから余計に牽制にも力が入る
誰かが入る隙なんてないって思わせたい
倉持「藍子が1番だから安心しろよ」
藍子「〜〜っ！そうやってすぐかっこいいこと言う…！サラっと言って…余裕そうな顔する…」
倉持「顔隠すなって」
真っ赤になって照れてる藍子はすげぇ可愛いと思う
余裕そう、か…
俺だって全然余裕なんてない
やっぱり健全な男子高校生だし、まぁ…興味がないと言えば嘘になる
好きな子とは余計にそういうことがしたいとも思ったりするし？
でも、怖がらせたくもないし早まることでもない気がする
タイミングってのもあるしな
でもよ…キスくらいはいいと思う
というか、してないことを褒めてほしい
雰囲気とかいろいろあるんだろうけど…
何度キスしたいと思ったことか…！
だからってなぁ…止まらなくなるのは困るんだよ
ふと藍子がこっちをジッと見てることに気づいた
倉持「どうした？」
藍子「あ、いや…」
俺が聞くと目を逸らされた
これは…何かあるな
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作者名：菜々子 | 作成日時：2019年8月30日 20時
