倉持洋一の彼女3 (ページ27)

今日:38 hit、昨日:2 hit、合計:34,599 hit

123 ページ27

成宮「今度会う時にはちゃんと顔見せなよ！あと、連絡先教えて！」

奏良「だってさ、藍子」

藍子「私ですか？」

成宮「二人ともだよ！早く！」

せっかちだな

奏良「私の連絡先持ってて何か得がある？」

藍子「それを言うなら私もですけど」

国友さんが待ってるから早くバス乗らないといけないんじゃないの？

連絡先交換してていいのか

ライバル校のマネージャーだぞ？

成宮「よし、これでOK。連絡するからちゃんと返事してよね！」

なんて言いながら鳴くんはバスに乗った

原田「はぁ、いろいろ悪いな。鳴にはちゃんと言って聞かせるから」

奏良「いえ、大丈夫ですけど」

藍子「お気をつけて」

原田「ありがとな…じゃあな」

鳴くんの女房役ってこともあるんだろうけど、いい人だよね、原田さん

常識人って感じ

奏良「ごめん、藍子。気持ち悪いもの見せた」

気持ち悪いもの？

それが目のことを言ってるなら間違いだ

あんなにキラキラしてる目は初めてみる

藍子「いえ、いいんですよ。奏良のこと、また一つ知れて嬉しいです。それに、目もとても綺麗ですよ」

私がそう言うと奏良は照れくさそうに笑った

奏良「藍子、ありがとう」