【カゲプロ】もっと足掻いて嘆けよ［クロハ］

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A！ A！？



誰か呼んでる？








A「っは！！ は、ハー……ハー……！！」



体が痺れる様に痛い。

目の奥が熱い。




A「コノ……ハ…！？」


コノハ「え…うん。 A、大丈夫…？

すごい魘されてたけど……」




心配そうにわたしの手を握る。


ポタポタと、涙なのか汗なのか分からない水滴が髪と頬をつたって布団に落ちていく。






夢であろうさっきの出来事が脳裏を廻る。




A(っ！ シンタロー…！！)






わたしはコノハの手を握り返して、ニコッと笑ってみせた。


A「わたしは…！ 大丈夫！！

ちょっと出掛けるから、キドさんに言っといて！！」



もう一度、「大丈夫だから」と呟いて

コノハの前なのにパジャマを脱ぎ捨てる。






ボーダーのワンピースを頭からズボッと着込む。









時計はまだ7時。



A(夢でありますように………！！！)






途中でコノハが何か叫んでいるのが聞こえたけど、

わたしは振り返らずアジトを出た。

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