凍りついた笑顔 〜宣伝〜 ページ42
斎藤に導かれAは土方の部屋に入室する。
部屋には土方、近藤、山南、そして井上が顔を連ねていた。
Aがその場に正座したのを見届け、斎藤は退室していった。
異様な威圧を孕む土方を直視し、彼は問う。
貴女「私に用ですか？」
試衛館での兄弟子である三人と、不思議な恐怖を纏っている山南。
腹の据わっている彼でも、少なからず怖気づく配置ではある。
土方「再度問う。
お前の名はなんと言う？」
貴女「・・・それは昨日、言いましたね。
私には黙秘する権利がある。」
それだけのために土方は私を呼んだのか。
疑問に思ったAは土方の目を真正面から直視し、千里眼を使って土方の心を読み取った。
だが、どれだけ神経を研ぎ澄ましても土方の心は見えない。
それどころか、土方は己自身の意思で心に鍵を閉めているような力が伝わってきた。
土方「これでどうだ？」
土方は手元に隠していたものを彼の前に放り投げる。
ガシャン、と金属の落ちる鈍い音が部屋に響き渡った。
目の前に投げ落とされたのはお金、それも5両もある。
※1両＝8万円
5両＝40万円
土方「お前、最初に言っていたな。
金さえ払えば自分はなんでもする、と・・」
小さく息を吐き、Aは頷く。
だが、切れ長い瞳を細めて彼は不適に微笑んだ。
貴女「この程度で私の名を聞くつもり？
傭兵は下手に名を名乗ると命取りになる。」
土方とAの鋭い視線がぶつかり合った。
先に動いたのは土方だ。
立ち上がり、押入れから小包を出して、中に入っているものをAに差し出した。
それを見たAから笑みが完全に消え、凍りついた様に硬直してしまう。
そして、土方はそのAの動きを見逃さない。
貴女「それは・・・」
入っていたのは、手作りだと思われる不恰好な人形。
色あせて汚れていても、Aはそれが何か分かっていた。
土方「お前はAだろ。
俺達と同志だった神内Aだ。」
トドメを刺すように言われた言葉にAの口元が吊りあがった・・
〜作者から〜
こんにちは、こんばんは、おはようございます
作者の岬鬼です。
今回、私は凄い人達をコラボをしてしまいました！
知っている方も多いと思います、椎名様とシエル様です！！
三人で小説を書く事になりました。
では、入り口はこちら。
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三人で頑張って行きます！
是非、こちらも覗いていって下さい！
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岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞いえ、そう質問してくださると私も勉強になります！ありがとうございます！ (2015年3月28日 17時) (
レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 岬鬼さん» いえ、こちらこそ間違えてすみません！！(>_<) (2015年3月28日 9時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞はじめまして、コメントありがとうございます。 いえ、主人公は女の子になります。男装している設定なんですが、わかりにくくて申し訳ありません！ (2015年3月28日 5時) (レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 質問なんですが、夢主は男ですよね？ (2015年3月28日 0時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - ☆晴華☆さん» ☆晴華☆＞それと、映画があんまり好きじゃないかな汗 大音量で聞くのがちょっと苦手(~_~;) (2013年8月24日 7時) (レス) id: 37539a4d10 (このIDを非表示/違反報告)
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