池田屋と四国屋 〜お知らせ〜 ページ32
貴女「・・・！？」
ガタンッ、と言う音を立ててAは弾かれた様に立ち上がる。
額に浮かぶ冷や汗が流れ、己の千里眼には『池田屋』と書かれた宿所に数十人の男が集う光景が映し出された。
もう少し探ってみようかと、意識を深く沈めてみるが、
千鶴「鬼殺しさん？
どうかしたんですか？」
それは隣に控えていた千鶴によって阻まれる。
Aは辺りを見回し、その場にいた全員が突然立ち上がった彼に注目している事を知った。
慌てて座りなおすと、小さく息を吐いた。
沖田が捕縛した長州藩所属の古高俊太郎。
古高が吐いた情報を照らし合わせると、今夜、密会が行われると土方は推測したらしい。
今は隊士全員にその事を告げ、作戦を立てている最中だった。
最後尾に千鶴と控えていたとは言え、急に立ち上がれば注目されぜるおえない。
貴女「千鶴ちゃん、君も参加するの？」
誤魔化すように問うてみると、千鶴はとんでもないと言いたげに首を振る。
千鶴「私では皆さんのお邪魔です。
留守を預かる事になりました。」
貴女「そう。」
軽く微笑んで再び意識を深く沈めた。
双眸を閉じ、意識を風のない湖面の様にして心眼を開く。
ある一定まで沈めると、波紋を立てるように意識を動かした。
『畜生、新選組の奴等やってくれる！』
『どうする？
こっちの情報は筒抜けかもしれねぇぜ？』
密会しているのが長州の輩だと分かると、Aは心眼を閉じた。
そして再び双眸を開く。
土方「四国屋には主戦力を送る！
池田屋には近藤さん、総司、新八、平助の隊だ。」
意識を現実に戻すと同時に土方の指示が耳朶を打つ。
どうやら四国屋が本命と睨んだ土方は主戦力を四国屋に送るようだ。
貴女「トシさん、見当違いだよ。」
すでに千里眼で本命を見た彼は何も知らない土方や近藤を眺めながら、人知れず呟いた。
〜お知らせ〜
こんにちは、こんばんは、おはようございます！
作者の岬鬼です。
お知らせがあります！
私は明日から四日間、他県へ柔道の遠征に行ってきます！
高校生の遠征なのですが、高校に入学していないのに行く事になりました。
なので、この四日間は更新はおろか、コメントを返す事もできません。
帰って来次第、更新させて頂きます。
これからも、どうぞよろしくお願いします！！
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岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞いえ、そう質問してくださると私も勉強になります！ありがとうございます！ (2015年3月28日 17時) (
レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 岬鬼さん» いえ、こちらこそ間違えてすみません！！(>_<) (2015年3月28日 9時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞はじめまして、コメントありがとうございます。 いえ、主人公は女の子になります。男装している設定なんですが、わかりにくくて申し訳ありません！ (2015年3月28日 5時) (レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 質問なんですが、夢主は男ですよね？ (2015年3月28日 0時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - ☆晴華☆さん» ☆晴華☆＞それと、映画があんまり好きじゃないかな汗 大音量で聞くのがちょっと苦手(~_~;) (2013年8月24日 7時) (レス) id: 37539a4d10 (このIDを非表示/違反報告)
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