温和な青年 ページ4
貴女「ここが京の都・・」
日が高く登り、朝もやに輝く町を一人の青年が小気味よい足音を立てて歩き出す。
長い藍色の髪を几帳面に結い、純白の袴に高価そうな甲冑を身に着けた青年には、
『美しい』と言う表現が驚くほど当てはまっている。
町娘「あ・・」
時折、すれ違う町娘が振り返りながらその青年を直視した。
視線に気づいていないのか、淡々と歩いてゆく青年は何かを探しているようにキョロキョロと辺りを見回していた。
――青年の名は神内A。
金で雇われた傭兵を名乗り『鬼殺し』と言われる青年だ。
切れ長の目に、吸い込まれそうな瞳。
冷淡なほど整った顔にはどこか憂いを秘めていて、
また、冷たさの中に温かい温和な気の持ち主と言う雰囲気を漂わせていた。
Aは何度も辺りをキョロキョロと見回して困ったように眉を顰めている。
その綺麗な瞳には見ている景色とは違う風景が見えている。
貴女「困った、私の仕事がない。」
千里眼で見えてい風景にAは顔を伏せた。
？？「ふぁ〜、土方さんも人使い荒いんだから。」
と、今度は気抜けするような暢気な声にAは再び顔を上げる。
？？「まぁ、もう帰れるから良いんだけどね。」
顔を上げ、飛び込んできたのは浅葱色の羽織を羽織った男達の団体。
暢気な声は先頭にいる若い男が発したものらしい。
貴女「・・・。」
？？「・・・。」
何事もなく二人はすれ違い、そして遠のいてゆく。
だが、Aにはある違和感を感じていた。
貴女「・・・どこかで会った事ある？」
振り返り、その団体を見つめながらAはその後姿を見送った。
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岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞いえ、そう質問してくださると私も勉強になります！ありがとうございます！ (2015年3月28日 17時) (
レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 岬鬼さん» いえ、こちらこそ間違えてすみません！！(>_<) (2015年3月28日 9時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞はじめまして、コメントありがとうございます。 いえ、主人公は女の子になります。男装している設定なんですが、わかりにくくて申し訳ありません！ (2015年3月28日 5時) (レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 質問なんですが、夢主は男ですよね？ (2015年3月28日 0時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - ☆晴華☆さん» ☆晴華☆＞それと、映画があんまり好きじゃないかな汗 大音量で聞くのがちょっと苦手(~_~;) (2013年8月24日 7時) (レス) id: 37539a4d10 (このIDを非表示/違反報告)
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