鬼神が如く ページ22
沖田が刀に手をかけた瞬間、Aは近くにいた藤堂の腰から刀を抜いて応戦した。
耳を劈くような金属音が部屋中に響き渡り、Aと沖田は鍔迫り合いに持ち込んでいった。
近藤「そ、総司やめろ！！」
近藤が怒号に似た声を上げても興奮している二人の耳には入らない。
土方「チッ、おいテメェ等！！
二人を止めろ！！」
貴女「っ・・」
横目で土方の動きを見たAは飛び退くと襖を開けて中庭に出た。
着地と同時に沖田が斬りかると紙一重でAは地面に手を付きながら回転して避けた。
次にAが振った刀が沖田の眉間を掠めて、前髪がハラリと落ちる。
沖田「君、なかなかやるね！
鬼殺しって言われてるだけはあるかな！！」
貴女「それはどうも！！」
ギンッ、と再び斬り結び飛び退いた。
一度距離を取ると、Aは、
貴女「死んでも知らないよ。」
と、凛とよく通る低い声で刀を構え直した。
天然理心流、平晴眼の構え。
幼子の頃から常にAが得意とする型だ。
沖田「っ！？
その構え・・」
沖田が驚愕に油断した刹那、Aは鋭い眼光を光らせて地を蹴っていた。
夜陰のように黒い彼の瞳は殺気を漲らせて鬼神の如く恐ろしい。
反応が遅れた沖田が目にしたのは突きを繰り出すAと、前に飛び出した男の姿。
ギンッ！！！
貴女「！？」
ポタっ、と赤い血が地面の土を染める。
近藤「うぐっ・・」
Aの目の前には近藤が抜き身の刀で彼の突きを止めている。
だが、刀の軌道を全て反らす事は叶わず、近藤の腕を掠めていた。
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岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞いえ、そう質問してくださると私も勉強になります！ありがとうございます！ (2015年3月28日 17時) (
レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 岬鬼さん» いえ、こちらこそ間違えてすみません！！(>_<) (2015年3月28日 9時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - シープJrさん» シープJrさん＞はじめまして、コメントありがとうございます。 いえ、主人公は女の子になります。男装している設定なんですが、わかりにくくて申し訳ありません！ (2015年3月28日 5時) (レス) id: 2c654a1a4c (このIDを非表示/違反報告)
シープJr(プロフ) - 質問なんですが、夢主は男ですよね？ (2015年3月28日 0時) (レス) id: 1811e5b73e (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - ☆晴華☆さん» ☆晴華☆＞それと、映画があんまり好きじゃないかな汗 大音量で聞くのがちょっと苦手(~_~;) (2013年8月24日 7時) (レス) id: 37539a4d10 (このIDを非表示/違反報告)
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