少女の革命【あんスタ】 (ページ10)

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奏でよう8 ページ10

～次の日～

零「昨日は我輩の話を無視しよって」

貴「ごめん、話ってなに？零先輩」

私は学院に着いてそうそう零先輩に呼び出しをくらった

昨日の事だったみたいだ

零「お主には今度の『S1』に『Devil』としてもう一度ステージに立ってもらうぞい♪」

貴「は？・・・私はもうアイドルじゃない、ただの落ちこぼれだ
アイドルの姿を司に見せる訳にもいかない
私は・・・あの時からもうステージには立てない」

零「それは、おぬしに勇気が消えたからだろう
おぬしは天祥院くんに倒されてからガラリと変わった
まるで、壊れた人形のようにな
確かに、あの日までのおぬしは消えた、だが、おぬしの心にはまだあるはずじゃ、あの時の事が
もう衣更くんに話をつけて、『UNDEAD』と『2wink』そして『Devil』の
『S1』出演の依頼は手配してある、出ないかはおぬしがこの2週間で決めるが良い
我輩は止めない」

貴「・・・・・・・・」

零「ただ、これは生徒会を打倒するための手助けにすぎん
おぬしがかつて憎んだ天祥院くんではなく
おぬしが元々昔の我輩達の『ユニット』をプロデュースしていた
蓮巳くんがいるだけじゃ、おぬしは自分の意志を貫けば良い」

零先輩の話を聞いた後はずっと上の空だった

いつもマトモに聞いてない授業だけど

いつも以上に何にも頭に入らなくて

途中で授業をサボった

そこから真緒のプロデュースもしながら1週間

その事ばかりを考えて・・・全体練習の1週間が始まった

真緒「A、ちょっといいか？」

真緒に呼び出されたのは練習の前だった

貴「どうかした？真緒」

真緒「どうするか、決めたのか？」

貴「決めてなくても答えは一緒・・・私は出ない」

真緒「・・・これ、俺の個人的意見だけど、俺はお前に
もう一度ステージに立ってほしい、確かに色々あって
壊れた・・・・だけど俺は、お前がまた、歌ってる姿を見たい
今度は大丈夫だと信じるから、俺がお前を守る、見捨てたりしない
だから、もう一度、アイドルをやってほしいんだ
あーもう！分かりずらいな！！」

貴「・・・・♪やっぱり、真緒は私の光だね
いつもでも、私を助けてくれた時でもずっとキラキラしてるよ」

あんず「あ！真緒くん！Aさん！練習始まるよー！」

真緒「おう！今行く！」

貴「真緒・・・私、頑張るから・・・だから
また・・・私を救ってくれる？」

真緒「当たり前だろ？」