〜15松目〜 ページ16
『・・・はぁ・・・』
あの後、私はすぐに家に帰り、お風呂に入って寝た
お母さんやお父さん、お姉ちゃんが心配してくれたけど、疲れただけ、と嘘をついた
嘘ついてごめんね
私は今、家の庭にいる
お姉ちゃんは、今日もお仕事
お母さん達も魚を売っている
つまり私は今ひとり
しかも暇
私は、花壇の花に水を上げながら昨日のことを考えていた
ホントに、どうしたのかな・・・
トド松さん
本格的に、私のこと嫌になっちゃったのかな・・・
話したくもないほどに
だとしたら、私はやっぱり最悪だ
ホントに
『なんで生まれてきたんだろ・・・・・・』
特に深い意味もないのに、ボソッと言ってみた
「・・・A!!!」
不意に、背後からあの元気な声が聞こえた
私は、バッと後ろを振り返った
『!!十四松さん・・・!』
多分、私は今口元がニヤけてる
昨日トド松さんに無視された分、余計に嬉しいのかも
私は、十四松さんの近くに駆け寄る
『どうしたんですか?』
と、問う
彼は
十「んっとね、ただ話したかっただけ!!!」
んふふ、と可愛い笑顔で口元をでろんでろんの袖で隠す彼
かっ、可愛い・・・
私は、つい嬉しくなって彼を家の中へ招き入れた
そして
『・・・あの、十四松さん』
十「ん?!なになにーーーー!?!」
『その、トド松さん・・・って、なにか、ありました・・・・・・?』
一番気にかかっていた事を聞いた
十「・・・え・・・・・・な、なんで・・・?」
さっきまでの笑顔が固まり、明らかに動揺を見せる彼
『昨日、悲しそうだったんです・・・
やっぱり、何かあったんですか・・・?』
『教えてください・・・!』
嗚呼、この時、聞かなければ良かった
十「ッ実は・・・_____________」
『えっ・・・_____________?』
_____________「トト子ちゃんに、もうAに関わるなって言われたんだ。もう、Aを傷つけないでって・・・」
私の思考は、一瞬停止した
なんで・・・?
_____________お姉ちゃん・・・
この時、お姉ちゃんの優しさに気づけなかった私は
本当に馬鹿だった
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偶数LOVE!(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました!すっごく泣きました!これからも応援してます! (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう? (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞希 | 作成日時:2016年4月1日 13時