双子、なのになぁ‥‥。【おそ松さん】

〜14松目〜 ページ15

『ふぅ･･･結構買っちゃったなぁ･･･』




もう時刻は午後6時

外は夏の為、あまり暗くはないが、少し薄暗い





私は、我が家の近所の公園のベンチに大量の袋を置き、腰を掛ける







ひとりでの買い物なんて初めてだから、店員さんに聞いたりして色々買ってしまった



『楽しかった･･･かも･･･』







また、ひとりでも買い物に行ってみよう


そう思った









そして



『よっし！そろそろ帰ろ･････････あれ･･･？トド松･･･さん･･････？』





私の目の前を、彼、トド松さんが通った


彼は、私の声に気づいてこちらを向いた









私は、一瞬でハッとした

また、何か言われるのではないか




私は、身構えた









_____________でも




トド｢ッ･･････｣









『･･････あれ･･･？』





彼は、何も言わずに一瞬顔を歪めて去っていった









『････････？』



どうして、いつもみたいに何か言わないのだろう？


どうして、一瞬顔を歪めたのだろう？









どうして









そんなに悲しい顔をするのだろう_____________？







『･･･なんで、』



何も言われないで、嬉しいはずなのに

喜ぶはずなのに








なんでこんなに


『悲しい、の･･･？』






私の目からは、一粒の涙が流れた









トド｢ッ･･･ごめん･･･ごめんねッ･･･Aッ･･････！｣

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