〜16松目〜 ページ17
あの後、十四松さんは何度も何度も｢ごめんね｣と頭を下げて謝り、帰って行った
私はもう
何を言って、何をすれば良かったのか
全然分からなかった
でも、何故かこの時
お姉ちゃんが少しだけ憎く思えた
私は、どんなに悪口を言われたって
どんなに嫌なことをされたって
どんなにお姉ちゃんと比べられたって
彼らと話が出来るなら、それで良かった
変わってる、って思われるかもしれないけど、私にとっては、彼らと話せないことが一番の苦痛だから
なのに
『なんで･･･いつもいつも邪魔ばっかりするのッ･･････』
ひとり、静かな部屋でボソッと呟いた
何を言ってるんだろう
邪魔？誰が？お姉ちゃんが？私の邪魔を？
いつしたの？
邪魔ってなに？
お姉ちゃんは良心からなのに？
私はそれを邪魔って言うの？
『･･･ははっ･･･一番邪魔なのは･･･"私"じゃん･･･』
彼らと、お姉ちゃんの邪魔をしてるのは紛れもない"私"だ
お姉ちゃんが邪魔なんじゃない
私が、邪魔なんだ
彼らにとって大切なのはお姉ちゃんで、一緒にいたいと思われてるのもお姉ちゃん
決して、私ではない
なんでだろうね？
涙が
『止ま、んないッ･･････』
私は、そのまま静かに眠りについた
どうか、夢の中では皆と楽しく笑い合えていますように_____________
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偶数LOVE！(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (
レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました！すっごく泣きました！これからも応援してます！ (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう？ (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞希 | 作成日時：2016年4月1日 13時
